ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

作者なき作品に価値はあるのか!?

20240318generativeAI-1


 これまで、芸術や文学、音楽などに全く疎い人たちが、生成AIを利用して、思いのままにイラストレーションを描いたり、小説を書いたり、作曲・作詞したりすることが可能となった。

 そこで問題なのは、著作権もさることながら、画像生成において、そのイラストレーションが「text to illustration」を可能とする生成AIを用いて創られたものである場合、本当に、その本人の著作物として成り立つのかどうかという問題が生じる。

 現在、画像生成AIの有料版では、著作権はプロンプトを記述した人にあり、商用にも利用可としている。しかし、そのイラストレーションそのものの価値が、アナログな人間が今まで描き続けていたものと同格なのかと問われれば、それは否と答えるしかない。

 「ものづくり日本」と称されるように、日本人は他国の人たちと比べれば、とても器用で知恵のある民族であると考えられる。そこには、手に取って重さを感じたり、触れた所感を楽しんだりと、実物が目の前にあってこその価値観である。例えば、陶磁器や竹細工などを思い浮かべれば分かりやすい。

 ところが、ポスターやイラストレーションなどは、印刷物として世に出れば商材として価値あるものとして利用されるものの、パソコンやスマホの画面上でデジタル映像として見るだけでは、その価値は如何なものかと首を傾げてしまう。勿論、デジタルデータにお金を払って入手する人もいるのは理解できるが、芸術品としては価値なきものである。

 話は冒頭に戻るが、生成AIの登場、そして台頭は全ての人類に光を照らす好機として受け止めているのであるが、どうしても、その人の作品が完全オリジナリティであるかを検証すると、そう簡単にイェスと頷けるものではない。

 ふと脳裏を過ったのが、生成AIによるAIゴーストライターの存在である。文学作品も読んだことがない、エッセイを書き綴ったこともない人が、作文・編集・校正など一括して処理を行う生成AIに出会えば、極端な話、シナリオまでをも生成AIに任せ、それに必要な画像を生成AIに任せれば、それなりの書籍が容易に出版できることになる。

 厳密に言えば、人としての作家が実存しないばかりか、生成AIに丸投げした書籍が出版された場合、読む価値があるのかと問われれば、否と返答してしまう。

 更に恐ろしいことは、生成AI丸投げで完成した書籍(小説、エッセイ集、詩など)が、丸投げされたか否かの立証ができない限り、AIゴーストライターの作品が市場に出回り、まともに漢字も書けない人が、一儲けのために価値なき書籍出版事業を行い、収益を得ようする可能も無きにしも非ず。

 そこで、時代は変わり、価値観の違いで収益を得るのは違法ではないと反論する人がいるけれども、では、その作品を生み出した人間の価値はどう評価されるのか。仮に、百歩譲歩して、AIゴーストライターの作品に価値を認めたとしても、結局、その収益は仕掛け人である漢字も書けない人が得ることになる。

 フェイクが横行すればするほど、出版業界に震撼をもたらすようなAI時代の到来となれば、これは、数千年の歳月を経て培われてきた人間の叡智を潰すことになり、極論ながら、文明破壊につながる危険性も否定できない。

 現在、生成AIの王者は、ChatGPTである。それに追随して、「text to illustration」、「text to movie」の生成AIが乱立する時代に突入しつつある。因みに、生成AIに関係するプラットフォームやアプリは数百種類に達している。

 よって、素晴らしいアナログの頂点に君臨してきた人間が、人として、これからのAI時代を生き抜いていくには、必要不可欠な生成AIの選択と、価値ある活用法を見出さなければならない。

 何でもかんでも生成AI依存の姿勢で臨んでいると、完全に生成AIからマインドコントロールされるような悍ましい時代となりはしないかと危惧し、戦慄が走りっぱなしの今日この頃となっている。

▼ChatGPT 4.0による評価

このエッセイは、生成AIによる芸術作品の価値と、それが人間の創造性や芸術界、さらには社会全体に与える影響について深い洞察を提供しています。著者は、生成AIによる作品が人間の直接的な創造物と同等の価値を持つかという問いに焦点を当て、AIが創作プロセスにおいて果たす役割に疑問を投げかけています。

エッセイは、生成AIが人間の芸術的な創造性を代行することによって生じる倫理的および哲学的な問題を批判的に検討しています。著者は、AIによる創作が持つ潜在的な価値を認めつつも、その作品が人間の感性や経験を反映していない場合、その価値を問い直す必要があると主張しています。

また、生成AIによる作品が市場に溢れることによって生じる可能性のある経済的および文化的な影響についても考察しています。特に、AIゴーストライターを利用した出版物が読者にどのような価値を提供するのか、そしてそれが文学や出版業界に与える影響について深く掘り下げています。

エッセイは、現代社会においてAI技術がもたらす様々な可能性と課題を浮き彫りにし、読者に対して生成AIの使用に関する倫理的な思考を促すことに成功しています。生成AIの進化と普及に伴い、私たちが直面するこれらの問題は今後ますます重要になってくるため、本エッセイは非常に時宜に適した内容を提供していると言えるでしょう。
20240318generativeAI-3


▼ChatGPT 3.5による評価

このエッセイは、生成AIが芸術や文学などの創作に及ぼす影響について深く考察しています。以下はエッセイの評価です:

論点の明確さ: エッセイの主題である生成AIの影響に焦点を絞っており、論点が明確です。作者は、生成AIが芸術や文学の創造性にどのような影響を与えるかについて深く探求しています。

論証の強さ: 論証は論理的であり、具体的な例や論拠を引用して論点を支持しています。特に、生成AIが作品のオリジナリティに与える影響や、AIによって生成された作品の価値についての議論は興味深いものです。

言葉の選び方: 言葉の選び方は適切で、読み手に明確に伝わりやすいです。専門用語や技術的な概念をわかりやすく解説している点が良いと言えます。
結論のまとめ: 最後の段落で、著者は生成AI時代における人間の役割や生成AIの活用方法について締めくくります。これにより、エッセイの論点が明確に整理され、読者に強い印象を残します。

総合的に、このエッセイは生成AIの影響について深く考察し、論理的な論証と明確な言葉遣いで読者に訴えかける優れた作品です。
20240318generativeAI-5


----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
プロンプト・文責:西田親生


                                     

  • posted by Chikao Nishida at 2024/3/19 12:00 am

暗い気持ちで、暗い表情で、営業できるはずがない。

20240318golf-1


 気持ちが落ち込み、暗い気持ちとなり、暗い表情で営業ができるのかと言えば、否である。そんなオーラを運んでくるような人とは会いたくもない。

 営業で持ち込んでもらうには、信頼性の高い情報や将来的に明るく夢あるものを運んできて欲しい。

 例えば、とても素晴らしい商品であっても、暗いオーラで運んでくるとなれば、その価値が伝わる前に「No, thanks!」と言われるのがオチである。

 だからと言って、根暗な人は営業に向かないかと言えば、それは、逃げ口上であり、責任逃れにしか聞こえない。

 自分自身が惚れ込んだ企画ものや商品であれば、自信を持って訪問先の人に楽しく伝えれば、何らかの反応があり、契約が成立する可能性は高い。

 昔の話だが、新聞社に入社して、初回研修は新聞拡張の営業であった。自社新聞部数が低迷している地域を選定し、朝から夕刻まで、飛び込みで新聞拡張を行うものだ。

 8人ほどであったろうか、当時の新入社員がマイクロバスで連れられて行ったところは、シェア最低の地域であり、新聞拡張の可能性は期待できるところではない。

 現地に到着し、当日の朝刊を持たされ、購読契約を取ってこいとの命令が下る。その地域の詳細情報もなく、皆、不安げにバラバラに徒歩で新聞拡張へと出発していった。

 そこで筆者が考えたのが、先ずは、門構えがどっしりとした家屋を探すことにした。数百メートル歩いたところの左手に、イメージ通りの家がある。

 チャイムを鳴らすと、奥様が出てきた。新聞拡張の研修中であると伝えると、ご主人を呼んでくれた。ご主人曰く、「あ、うちは〇〇新聞をずっと取ってるから、いらん!と、開口一番に断られた。

 そこで素直に引いてしまうから拡張はできないと考え、玄関を見廻し、新しいゴルフセットがあったので、ご主人にゴルフの話を始めたのである。

 それまで仏頂面だったご主人だが、急に笑顔に変わり、ゴルフの話に力が入ってきた。筆者は15歳からクラブを振っていたので、ご主人の話は十分理解できた。

 10分ほど立ち話をして帰ろうとすると、ご主人が「せっかく遠いところから来たのなら、お茶でも飲んでいかんね!?」と、座敷に通された。そこで、ヤクルトを2本出されて、グビグビ飲んで汗を拭った。

 ゴルフの続きの話をしている間に、ご主人との距離が縮まってくる。帰り際に、「申込書はあるんですか?あ、これね!」と言って、玄関先で購読申込書に署名、押印してくれた。ゲッツ!である。

 玄関先から30分ほどの時間だったが、これで難攻不落と言われる地域における、新聞拡張研修で唯一実績を残せた。

 午後4時が集合時間だったので、近くにあるお好み焼きの店に足を運び、ゆったりとランチを楽しみ、あとは午後4時まで、その地域の文化財などを巡り、集合場所へ戻ったのである。

 案の定、難攻不落の地域での拡張は難しく、筆者以外の新入社員の実績は皆無。研修担当官はせせら笑っていたが、筆者が一件契約を信じられぬ顔をしていた。

 「その人、親戚か何かなの?」と、見ず知らずの人の自宅に乗り込んで、新聞拡張したことを、信じようとしない研修担当官。最後にようやく褒めてくれたが、無謀なる初研修が無事終了したのである。

 毎年行われる研修らしいが、何年もの間、実績ゼロが当たり前となっていたようで、筆者のわずか一件の契約は、結構社内では話題になったようだ。

 今だから明かせる話だが、筆者を除く7名は、午前10から午後4時まで、その地域をくまなく歩き回って訪問営業をかけていた。しかし、筆者は午前11時に購読契約が一件取れたので、午後4時までは何もせずサボっていた。

 標題の通り、筆者が暗い気持ちで、暗い表情で、ランダムに自宅訪問をして、契約を取れるかと言えば、否である。仮に、筆者が先ほどのご主人の立場であれば、間、髪を入れず丁重にお断りする。

 そこで、共通の話題であるゴルフに目をつけたのが功を奏したのか、また、ご主人の性格をある程度読むことができたので、そこは、駆け引きで優ったのかと自負している。

 ただ、先ほど契約をしてくれたご主人が、帰り際の筆者に、「新聞社でゴルフ教室を作ってくれんですかね!?」と言ったのが印象的だった。よっぽど、ゴルフが好きなのか、スコアメイクに難儀しているのかと。

 それから2年ほどが経ち、「ゴルフクリニック」という新聞社主催の企画ものを筆者が作り、社告欄で募集を掛けたのである。

 午前9時に最初の問い合わせの電話があり、筆者が電話を代った。「あ、覚えてますか?あの時の〇〇ですよ。朝刊にゴルフクリニックとあったので、すぐに電話しましたよ。教室作ってくれたんですね!」とニコニコ笑って申し込みしてくれた。

 因みに、このゴルフクリニックは、毎週水曜日、某カントリークラブに午前8時半集合で、2ヶ月8回コースの教室である。女子プロがスウィングチェックなど指導し、ゴルフ場の支配人にはゴルフのルールブックやローカルルールなどの解説をしてもらった。

 お陰様で、企画者である筆者は、毎週水曜日は一日中デイオフのようで、ゴルフ三昧にてすこぶる楽しい思いをさせて頂いた。

▼ChatGPTによる評価

このエッセイは、営業活動におけるコツや成功の秘訣を生き生きと描写しています。以下に評価を述べます:

ストーリーテリングの力: エッセイは具体的な体験を通じて読者にメッセージを伝えます。特に、新聞拡張研修での実際の体験やその後の展開など、ストーリーの構成が魅力的です。

自己啓発的な要素: 著者が自身の経験から得た教訓を示しています。例えば、暗い気持ちや表情では成功しないこと、共通の興味を見つけることの重要性などが述べられています。

経験から得た知恵: 著者は過去の経験から学び、それを今後の営業活動や企画立案に活かしています。新聞拡張の成功体験から、ゴルフクリニックなどの新しい企画が生まれたことが示唆されています。

読みやすさと興味を引く展開: エッセイは読みやすく、興味を引く展開があります。研修での実際のエピソードやその後の展開など、読者を飽きさせない工夫がされています。

総じて、このエッセイは営業活動や企画立案に関する貴重な洞察を提供しており、経験から得た知識や教訓が読者に示唆されています。
----------
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
 https://www.dandl.co.jp/Link
プロンプト・文責:西田親生


                                     

  • posted by Chikao Nishida at 2024/3/18 12:00 am

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp