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お客とお店、双方の配慮について

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 以下は、新聞社を経て、マルチメディアオフィスとして起業し32年。筆者の企業コンサルタントとしての豊富(CG制作、CM制作、ICTサポート、グルメ探訪、ホテリエ研修、商品開発など)な経験を元に、中でも得意分野の一つである「西田親生のホテル文化と食文化」から、「お客とお店、双方の配慮について」を、思いのまま書き綴ってみることに。

<大騒ぎするお客>
 レストランにおいて、極一部のお客ではあるが、大騒ぎしたり、大声を挙げたり、スタッフを呼びつけ叱責しているなど、よく見掛けるシーンを思い起こして頂きたい。

 「お金払っているし。楽しく笑ってはいけないの?」と反論することもあろうかと。しかしながら、テーブル間隔が狭いレイアウトのところであれば、隣のテーブルの他人の話す内容が具体的に聞こえ、他のテーブルの会食に支障をきたすことになる。

<おかわり自由のコーヒー>
 レストランにおいて、コーヒーが「おかわり自由」とメニューに書いてあるので、何杯もおかわりをして、何時間もそのテーブルを占有している人たちも少なくはない。

 「おかわりは、ランチタイム終了の午後二時半まで」と明示しておけば、だらだらとした長居のお客は激減し、レストラン待合用座席にて次のお客を待たせる必要もない。

<お客とお店の連携>
 お客を待たせないと言えば、京都祇園近くのラウンジを思い出す。普段は常連客ばかりが利用する言っていたが、一見客が入口ドアを開くと、一番長居の常連客数人が、次のお客を最優先して入れ替わるのである。

 そのアクションの素早さには驚いた。お客とお店、双方の配慮が見えた瞬間であったが、この素晴らしい連携プレーはなかなか真似できるものではない。

<食べ放題飲み放題>
 食べ放題飲み放題などのバイキングとなれば、胃袋のキャパオーバーとなり、テーブルに運んだ料理やドリンクを完食できないお客は多い。悪気はないが、つい欲張ってしまうのも理解できないことはない。

 或る日の4人グループの場合、合計44個ものケーキを食べていたが、テーブルには食べきれないケーキが数個残っていた。テーブルは皿の山。ランチを抜いて来たらしいが、甘い物ばかりでは頭が痛くなるのではと、要らぬ心配をしてしまった。

<子連れファミリー>
 子連れの家族の場合は、施設側もお客側も双方に注意を要する。幼児が館内を走り回ったり、大声で騒いだり、泣き止まなぬ場合は、お店としては事前に個室を準備しておくのが無難である。また一方、お客としては、予約時点で幼児のいることを相談しておけば、後々何のトラブルもないはずだ。

 以上は、不特定多数の人たちがお客として集まるレストランにおいては、日常茶飯事のことばかりである。

 外食に出掛ける場合、「モラルやエチケット」を心得ることも必須だが、京都のお店のように、皆が「利他の心」も持てるようになれば、誰にも迷惑を掛けることもなく、今まで以上に外食を存分に楽しめるのではなかろうかと思うばかり。
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文責:西田親生


               

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/17 12:00 am

契約とベテラン・クライアントさん・・・

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 事業を確実に進めるには、「有言実行」、「二言無し」、「一点集中」、「情報共有」、「信義則」、そして「初志貫徹」への熱意に懸かっている。

 それも、常に「マクロ」と「ミクロ」両面からの検証を怠ることなく、自らの足元を確認し、「言動」には最高レベルの「責任」を持たねばならない。

 双方の同意を全て文書化したものが「契約」である。「契約」は細かい決め事もさることながら、双方の「信頼関係」を文書化したものなので、途中で内容をコロコロと変えるような性質のものではない。

 もし、その都度、コロコロと内容を変えようものなら、自らの「信頼失墜」となるばかりで、ネガティブな結果を齎すことになる。よって、双方は「二言無し」にて共同事業を完遂しなければならない。

 ここで、互いの信頼度をより高めるには「ガラス張り」の環境を共有することであり、「利他の心」をもって共同事業に集中する情熱は必須となる。

 起業して33年目に突入しているが、残念ながら「契約不履行」なるものに遭遇したことが幾つかあった。双方が同意した「契約内容」を無視、無言のまま去って行った。

 弊社のクライアントさんは、10年〜30年のベテランのクライアントさんが多いけれども、その存在は、筆者(弊社)の誇りでもあり、自慢でもある。

 クライアントさんによっては、大なり小なりの不満があるのは否めない。それは筆者の不徳の致すところであり、反省の余地が多々ある。

 ただ、弊社の十八番は、見えないところで少しでも縁の下の力持ちとして役に立つように動いていることである。手前味噌ながら、元々演出が下手なので、水面下にて地道にサポートするのが似合っているのかも知れない。
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文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/4/16 12:00 am

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