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鮮やかな、紫。・・・ヒヤシンス(孔子公園)

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 孔子公園(熊本県菊池市)の駐車場で弁当を食べ、カメラをぶら下げ、園内奥へと足を踏み入れた。2月に立ち寄った時は、まだ寒々とした公園であり、花もぽつりぽつり。梅花だけが咲き誇っていた。

 3月となれば、公園の花壇は様変わりしていた。ヒヤシンスや水仙、ヒメリュウキンカなどの花々が、あちこちで咲き始めている。

 自然の花々は不思議なものだ。我々人間は、寒くなれば厚着をして、暖を取る。涼しい程度であればカーディガンを羽織る。汗ばめば、半袖シャツを着て、太陽光を避ける。

 自然の花々は、どこにセンサーが付いているのだろうか。季節の移り変わりを見定め、最適な光量、気温、湿度などを感知して、花が咲く。しかし、何故かと問われると、答えが出ない。

 本日、園内で頓に目を奪われたのは、ヒヤシンスの鮮やかな紫色だった。絵の具にはない色であり、デジタルカメラで捉えても、ドキッとするほどの色彩である。

 幼い頃は大して気にもならなかったが、ファインダーで覗くヒヤシンスは、異次元の花に見えてしまう。シャッターを切ってRAWデータを見ると、何とも、心惹かれるような紫である。

 写真撮影は実に楽しいものだが、全く同じ写真が撮れないので、尚更だ。同じところで、同じ時間帯に撮影しても、その日の光の色や強さ、空気に左右され、全く別物の被写体として映る。

 次回、同園に足を運ぶのはいつなのか予定はないが、野鳥と一緒に撮れる内に、あちこちを歩き回ってみようかと。
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写真・文責:西田親生


             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/8 12:00 am

儲かっているの?どうなの?・・・広告宣伝費や原価が確定しなきゃ、分からない!!!

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 売上重視で会社を動かしていると、どんなに売上アップしようとも、少しも儲からない現実に打ち当たることがある。

 前年比で150%と売上アップしているのに、何故、利益が出ないのか?調べてみると、チラシ制作費(写真撮影料・デザイン料など含む)、チラシ印刷費、DM代(挨拶文紙代+コピー代・封筒代・切手代)、それに人件費を差し引くと、かなりの赤字になっている。

 それは当然の結果である。事前にマーケティング調査を行なってDM戦略を進めているのか?また、上記の経費をしっかりと逆算して、1通あたりのDM単価や総額がいくらなのか?過去において、DM戦略効果としてどれほどのリターンがあったのか?緻密なシミュレートをしているか否かで、結果は大違い。

 咄嗟の思い付きや惰性で新たな企画物を売ろうとも、そう簡単に問屋は卸してくれないのが、この世の中である。一つの企画を実施する前に、解決すべき問題が眼の前に沢山ありはしないか!?

 「売上至上主義」を唱える経営者も多いが、そこには大きな落とし穴が存在する。例えば、広告宣伝としてDM戦略を選んだ場合の経費シミュレーションだが、それが、ホテルレストランなどの飲食業となれば、「原価」の存在が大きく絡んでくるので、売上だけを見ても意味もなく価値もない。

 結局、攻めのDM戦略費用とは別に、その企画物を販売する場合、販売代金から仕入代金を差し引き、更に、それに必要な光熱費や人件費を含めてシミュレートすると、企画物が如何に「利幅が少ない」かに気づかされるはずだ。よって、単に、売上倍増を狙ったとしても、関連する諸々の経費を把握しておかねば、正確に「粗利」さえ見えなくなってしまう。

 アバウト過ぎる経営者には、上の仕組みが理解できず、企画の達成感だけで満足していても、「利益が出ないトラップ」に戸惑うばかりで、どんどんと「利益なし」または「赤字連発」の底なし沼に沈み込んで行く。

 ホテルレストランを見ていると、長年お付き合いのある業者さんから仕入れることになるが、これが馴れ合いとなってしまうと、食材が「質より量」へと移ったり、好ましくない状況に陥る可能性もある。お客の舌は誤魔化せないので、そのような悪行が続けば、クレームどころか客離れが加速する。

 また、「大量買いをするから安値でやってくれ!」と仕入れが「大量買い」として慣例化していると、「食品ロス」を起こす可能性は高い。よって、「安値」のはずがロスが大きく「高値」で買ったのと変わらぬことになる。懸命なる経営者であれば、確と把握しているはずなので、初手から「大量買い」をするはずがない。

 確かに、市場やその他業者さんから仕入れる場合に、「大量買い」は格好良く、威勢もよく粋ではあるが、今の時代は真逆ベクトルであり、流行らない。よって、「食品ロス」が危惧される中で、「大量買い」するのは、経営者としては「恥ずかしさの境界線」を逸脱しているだけの話となる。

 懸命なる経営者は、「仕入れシミュレート」をしっかりと考え、効率の良い、無駄無理のない買い付けを行い、「食品ロス」を最小限に抑え、更に、「利益率」の高い商品販売に徹する。勿論、その社内では、経営側と現場、広報企画、経理の「情報共有」は完璧となっている。

 何はともあれ、旧態依然とした戦略しか思い付かないところは、時代遅れと言われるばかりか、「売上至上主義」の大きなリスクを今一度検証する必要がある。「粗利率」、「利益率」をしっかりと意識した企画物でなければ、販売する価値もなく、ただただ、会社の利益を損なうばかりであることを再認識すべきではなかろうか。

 最後に、特にシティホテルの飲食店については、「質の量化、量の質化」は大前提であるべきだ。決して「原価」を落としすぎて、「質」を落とし、「料金」を便乗値上げするようでは、愚の骨頂としか言いようがない。
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写真・文責:西田親生


                             

  • posted by Chikao Nishida at 2023/3/7 12:00 am

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