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コンクリートで固められた足元・・・

◎記事と写真は関係ありません

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 口は達者だが、頭も体も動かない人がいる。ネガティブというコンクリートで固められた足元に気づかず、変化も進化もなく、突っ立ったままである。今遣るべきことに顔を背け、ちまちまと趣味に没頭し気晴らしをするも、また、現実に戻れば、足元のコンクリートはどんどん重く固まる。

 その繰り返しを人生のお供としていると、何十年経っても、ネガティブ王国の王様になれても、ポジティブ楽園の園長さんにはなれない。足元のコンクリートは荒療治で一瞬にして叩き割るか、徐々に融解材を流し込み足を抜き出すかしかない。それも、自分で実行しなければならない。

 前者を選んで実行に移すには、相当な度胸が必要だ。大抵のネガティブ王様は、コンクリートを叩き割る前に目を瞑り、振り出しに戻る。また、後者を選ぶと、気づいた頃には、折角緩んできたコンクリートが再び固まり始め、何度も繰り返すだけで、足元はいつまでもコンクリートのままだ。

 だから、何年経っても動けるはずがない。よって、そのコンクリートにより足元から膝、腰、胸、首まで埋まってしまい、二進も三進も行かなくなる。結局、ネガティブ王国の王様のスタチューとなり、王国の鉄格子から脱することもできず、終焉を迎えることになる。何とも儚い人生であろうか。

 例えば、仕事で結果を出せないのは、その原因がよく分かっていないからである。分かろうともしていないし、原因が分かったとしても改善に尽力しないから、仕事で結果を出せずの繰り返し。所謂、負のスパイラルの典型的なものだが、ネガティブ王様はそれに気づかず、改善できないのである。

 どんなに逆立ちしても、ネガティブ王国よりはポジティブ楽園の方が遥かに面白い。多くのポジティブ人間との関わりは、「人生の音」が弾む。最終的にネガティブ王国の立像となるか、ポジティブ楽園の花や蝶になるかは勝手だが、一度しかない人生ならば、今こそ、懸命なる英断を下すべきであろうかと。


▼泰勝寺跡(細川家菩提寺)の鴨たち
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写真・文責:西田親生

       

  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/14 12:00 am

「気づき」ほど人を進化させるものはない。

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 毎日講義をしていると、受講生の日々の変化や進化が手に取るように見えてくる。時には、本人のジレンマや苛立ちであったり、発見の喜び笑顔であったり、新しいものへの好奇心であったりと、瞬間の表情なり言葉のトーンが全てを物語っている。

 或る日のことだった。受講生のZOOMに映る目や角度、体勢が変わっていた。一人の日本人の姿が大きく、前のめりしているかのように画面に入り込んでいる。それまでやや距離のあるスタンスに見えていたが、ようやく気心が知れてきたのだろうか。

 いや、自分の立ち位置や能力について「気づき」があり、その軌道修正へと立ち向かう心構えが備わったのだろうと解釈している。一緒に学んでいる外国人への心配りや世話もしながら、自分自身を磨く姿勢が画面一杯に広がってきつつあるのだ。

 あとは、常日頃からの「情報共有」がしっかりできれば、その人物のスキルは加速度を上げてアップするに違いない。学ぶものへの理解度が上がり、それが唯一の手法ではなく、もっと効率の良い、自分に最適な処理方法を発見して行くに違いない。

 一方、日本語も英語も辿々しい外国人であるが、日々のリポートを拝見すると、本人の会話の言葉の数倍理解していることが窺い知れる。受講中に表現したい自分の心が伝わりにくいところに焦りもあろうけれども、すこぶる毎日の受講内容を把握している。

 教授する側としては、1日の少ない講義時間の中で、速度が早いのは自覚しているが、少しでもマクロ、ミクロを叩き込み、それについてきて欲しい気持ちの方が強くなる。しかし、1回きりで全てを理解させるのは困難なので、「反芻」させることに専念。

 一つの目的に向かって、多くの「気づき」が芽生えると、集中力も日増しに冴え渡ってくる。大量の課題を提供しようが、必死に喰らいついてくる。その真摯な心が伝わってくるので、基礎編と言えども、エキスパート養成へと舵を切りたくもなるのである。

 このように受ける側、提供する側が一体化すると、信頼関係、絆がより太く深くなり、互いに好循環となるのは当然の流れである。決して、そこに横槍を入れたり、こちら側の都合ばかりを押し付けることは、絶対に遣ってはならぬ禁じ手となる訳だ。

 今回の「ICTスキルアップ研修」がスタートして、そろそろ2ヶ月近くが経つことになるが、受講生たちは既に半年分の「学び」を体験していることだろうと。昨日は「Desktop & Multitask」の根本を実演披露したが、頷きの回数はかなり多かった。

 人生において、どれだけの「気づき」があるかで、その人生も変わってしまうのだろうと、遅ればせながら、受講生の反応により、心に癒しを頂いている次第。現代の若き人たちは、昭和時代の我々よりもピュアでクレバーであることに気づき、頷くばかりとなった。

 
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写真・文責:西田親生

           

  • posted by Chikao Nishida at 2022/1/13 12:00 am

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