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日本人に生まれて良かったと、思う瞬間。パンや洋食が続くと、和食を前にホッとする。

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 写真上は、熊本ホテルキャッスル ダイニングキッチン九曜杏の天ざる膳である。筆者用にカスタマイズされたもので、グランドメニューのそれよりやや軽めで、おにぎり1個にその日の具が特徴だ。

 先ず、ざる蕎麦を頂く。冷たいざる蕎麦と雖も、できるだけ早めに食す方が旨い。最初に塩だけで蕎麦を食し、それから、わさびバリバリにしてツユで食す。結構盛ってあるが、食す時間はほんの数分。

 それから、塩をチリっとまぶした天ぷらを齧り、次におにぎりを頬張る。天ぷらのサクサク音と同時に油が口の中でじわりと広がる。音と香ばしさを楽しむ和の料理だ。そこで、海苔をパリッと引き千切りながら、おにぎりに向かう。

 今日のおにぎりの具は、脇宮盛久料理長監修の辛子明太子である。魚卵大好き人間にとっては、最高の具となる。特にこの辛子明太子は、一般的なスーパーで販売しているものよりも、はるかに旨い。米、辛子明太子、そして海苔が三位一体となり、空腹を癒してくれる。

 いつも思うことだが、おにぎりは世界最高の料理であると。具を変えれば、一つ一つが、小さなランチボックスとなり、たくさん食べても、米だから、そんなにアレルギーが出るものではない。それと、パンや麺とは異なり、胃袋の心地良さが数段違う。

 屋外は土砂降りの雨。取材を断念した時ほど、ランチに集中するので、このような素朴ながらも美食に接すると、至福の極みとなる。

 ご馳走様でした。


▼写真下は、コスパが素晴らしい「てまり膳」の料理群
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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
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写真・文責:西田親生

             

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/22 12:00 am

笑顔と笑い声が絶えない、小ちゃな食事処『ひろ瀬』。ご高齢姉妹と雖も、気合が違う。

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 『お食事処 ひろ瀬』は、温泉プラザ山鹿1階(熊本県山鹿市)
にある、田舎ならではの小さな店舗。所謂、『OLDFASHIONED JAPANESE RESTAURANT』である。

 メニューを見ると、全てが安い。稲荷寿司が1個75円。ちゃんぽんが600円、かけうどんは350円だ。若い人には今一つ物足りなさもあるかも
知れないが、ダイエットしたい人には最高の健康食と言える。

 同店は、昔は本格的な寿司店だった。現在、その頃奥様だった方が、店を引き継いだもの。店舗横のショーケースには、巻き寿司、稲荷寿司などがあり、テイクアウトできるところが、その名残である訳だ。

 同店を知ったのは、熊本地震直後(2016年)だった。元々、寿司店なので、酢飯(さっぱり甘め)がしっかりしている。具も田舎らしい組み合わせで、諄くない。稲荷寿司はジューシーで、子供たちは喜んで頬張るに違いない。

 熊本地震後に足繁く通っていた同店。しかし、コロナ禍となり、高齢者への感染防止のために、敢えて、この2年以上は遠慮していた。

 本日、山鹿市にて夕刻より会議を予定していたので、ランチは、同じフロアにある『華北飯店』を利用したが、ちょっと顔出し、ご挨拶程度に同店に立ち寄ったのである。

 店内で賑々しく振る舞っている、おばあちゃん二人。筆者を見るや否や、手を挙げて近づき、「あら〜、久し振りな〜!最近来なはらんかったけん、どぎゃんしとんなるとか心配しとったたい。じぇんじぇん、変わんなはらん。ここは関所だけん、山鹿に来なはっ時は、立ち寄らんといかんよ!」(熊本弁)と。

▼熊本弁翻訳
「あら、久し振り!最近来られないので、どう過ごされているのか心配していたよ。全然、お変わりないね。ここは関所だから、山鹿に来られる時は、(ここに)立ち寄らないといけないよ!」

 自分自身を一端の大人と思っているけれども、おばあちゃんたちからすれば子供扱いとなってしまう。名刺のデザインが変わったので、それを渡すと、店内のお客さんに聞こえるように、大きな声で読み上げるおばあちゃん。(個人情報漏洩状態に苦笑)

 まあ、これが熊本らしい、田舎の山鹿らしい、元気な高齢者の姿である。折角だから、光の具合は逆行気味で良くなかったが、お二人の記念写真を撮ることにした。「笑顔が欲しいな!」と筆者が言うと、「いやあ〜、今、歯のつっかげとるけん、恥ずかしゅうして、笑えんとですたい!」(熊本弁)と。プッと、吹き出してしまった。

▼熊本弁翻訳
「いえいえ、今、歯が欠けているので、恥ずかしくて、(口を開いて)笑えないですよ!」

 まだまだコロナ禍が収まる気配はないので、これからも、このお二人のおばあちゃんには、元気一杯で、山鹿市のグルメ文化を支えて頂ければと。また、近い内にお会いしましょ!


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写真・文責:西田親生

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2022/7/21 12:00 am

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