
つい最近、幼友達が息子さんと二人で、京料理「えのきぞの」(料理長 榎園豊成さん)を訪ねてくれた。
▼京料理「えのきぞの」公式WEBサイト(定休日:月曜日)」
https://www.dandl.co.jp/enokizono/
当社(ロゼッタストーンWEBサイト)の記事を何度も見て、気になっていたと言う。現在、県外に住んでいるが、三密を避けて、同店人気ランチコース「雅」を食したという。食後に、息子さんが「優しい時間を過ごせる、ほっとするような料理だった。」と、嬉しいコメント。
また、実家にいる高齢の母親について、「お惣菜を母に持って帰りたいのですが、柔らかいものしか食べられないのですけど!」と聞くと、「直ぐに用意します!」と同料理長が応じ、テイクアウト用に(1)惣菜の盛り合わせ、(2)カニクリームコロッケを作ってくれたのだった。
実家に戻り、テイクアウトしたものを、その日の夕食で母親の膳に出すと、「これは、何ね。梨の白和えかな。柿も入っとるよ。秋の味だね。柔くておいしかねー。」と二人で遣り取り。自宅で一流の料理を美味しく食べている母親を見て、涙が出るほど嬉しかったとメッセージが送られてきた。
紹介した者としては、この上ない素敵なストーリーであり、こちらの方の胸が熱くなった。実は、そのお母さんから、筆者が幼い頃に随分世話になっていたのである。深夜に知人から電話があり、その話をすると「とてもいい話ですよね。胸にグッと来ました。」と、感動してくれたのだった。
「食」は命をつなぐ大切なもの。筆者は、コンサル業の中でも、特に「ホテル文化と食文化」に力を入れており、「人生において忘れられぬ料理」とは何ぞやと、日々自問自答している次第。時折、瞑想していると、幼い頃から現在まで、色んな料理が飛び出してくる。
例えば、魚釣りの時に母が作ってくれた「どでかい三色おにぎり2個」。誕生会の定番だった母の「手作りカレー」。父が作ってくれた「焼きパンと牛肉入り牛乳スープ(モンゴル風)」。最近では、熊本ホテルキャッスルで食した多種多様のメニュー。更には、同店の「茶懐石」、そして水前寺東濱屋の「極上うな重」と・・・。
美味しい料理を食べると、すこぶる元気になる。「今、食べたい!」と思い浮かんだものをタイミング良く食せば、至福の極みとなる訳だ。
今回、幼友達の親孝行ぶりを見ていると、感心するばかりとなる。筆者の場合は、既に両親は他界しているので、「想い出の料理」だけが記憶の箱に収まっているけれども、可能であれば、両親が元気な内に、少しでも孝行しておけば良かったと、猛省するのであった。




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