
先般、紅葉を楽しめるようにとの計らいで、一部一般公開し、ライトアップの演出まで行った旧細川刑部邸。本日足を運ぶと、開門しているものの、同駐車場からの通り道程度の開門で、予想通り、邸内を見ることはできなかった。
よって、熊本市立博物館側の長塀やその周辺を撮影することにした。長塀はシュールなピアノの鍵盤のように、畝って倒れている。ただ、全て途中から折れずに繋がったままの状態に驚いてしまった。
そこには1匹の野良猫が居た。目はブルーグレイで和洋ミックスであることが分かったが、顔つきは決して可愛いとは言えないが、その挙動を追ってみることに・・・。道路側を見て鳴いては、急にストレッチをしたり、数分後に、筆者のカメラのシャッター音が気に入らないのか、さっさと邸内へ消えて行った。
彼にとっては、貴重な長塀が倒れていようが、その他の家々が傾こうが、住めば都のようだ。震災前には国内外から大勢の観光客が来ていたので、今や、静かになった邸内で、思い切り遊びまわっているのだろうと。(餌として何を食べているのか気になったが・・・)
帰り際に、警備員なのか見張り役なのか分からないが、次の一般公開の時期を聞いてみた。すると、「来年の紅葉の頃でしょうね!」と言い放った。邸内には素晴らしい梅園もあるのに、「1年先に一般公開なの?」と強く聞き返そうかと思ったが、観光地として重要な役割を果たしている旧細川刑部邸。その女性警備員?の心無い言葉に閉口してしまった。


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