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相良河川公園へ(1)

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 山鹿市役所へ足を運び、それから同市菊鹿町にある相良河川公園へ。

 上内田川の水は冷たく、底まで澄んでいる。同公園にある大きな銀杏の木から、黄金色の葉が川面に散り落ち、それが流れに沿って目の前を通り過ぎて行く。

 風が吹くたびに、銀杏の葉はヒラヒラと。上流から流れてくる落ち葉を見ていると、水に浮く葉に、太陽光が「川面の動く文様」を映し出している。あまりにも美しかったので、浅瀬の川底まで写せる角度で、何度か銀杏の葉を追ってみた。

 手前味噌だが、予想外に幻想的な絵面となった。偶然から得られる美はとても心地よい。濁りの無い心を持つ女性を見ているようで、じっと眺めているだけでも癒される。お陰で、幸せいっぱいの取材となった。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/30 12:00 am

離れ九曜の透し彫り・・・

▼観光客なのか、一人の女性が熱心に撮影していた。
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 泰勝寺は、細川家の菩提寺。熊本市内中心部から、車で約10分ほどのところにある。・・・大きな手水鉢横の急な石段を登ると、そこには荘厳な廟があった。

 溜池や茶室などへ何度も足を運び入れたものの、同廟を取材したのは初めてのこと。細川ガラシャが使ったという小さな手水鉢も置かれ、無言のままに江戸時代へとワープする、不思議な空間である。

 廟は、丸く大きな暮石を包み込むように、屋根付きの建物で覆われている。丁度、陽が傾きかけた頃だった。暮石の上方に、細川家の家紋「離れ九曜」が影絵のように見えた。更に目を凝らして見ると、何と欄間に透し彫りされた「離れ九曜」に太陽光が当たり、その形が暮石に映し出されていたのであった。

 太陽光の入射角は、朝と夕に、その暮石に「離れ九曜」の家紋が投影されるように設計されているのではないか。数百年前の和の建築技術の高さに、正直驚きの色を隠しきれない。・・・大した知恵であると。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/11/29 12:00 am

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