▼中国料理 桃花林(とうかりん)で食した、「フカヒレの姿煮 コトザメの頬肉添え」

一昨日、博多取材に行き、ホテルオークラ福岡の中国料理 桃花林(とうかりん)で食した「フカヒレの姿煮 コトザメの頬肉添え」。乾物は調理前のお掃除が大変だが、質の良いフカヒレを美しく、そしてあっさり目のスープで包み込んであった。今年初の姿煮単品だったので、一滴残さず舐め回すように楽しませていただいた次第である。
また、以前は「ウバザメの胸肉」だったが、今回は「コトザメの頬肉」。ぷるんぷるんで、その食感は、ナタデココとタピオカをうまい具合に合わせてコンニャクにしたようなものだ。女性であれば若干大きめのサイズに見えるが、一度口の中に入れると、歯切れも良く、あっさりとしている。広東料理らしく、透明感のある清々しい料理に、大満足となった。
写真下は、4月26日に食した熊本ホテルキャッスルの四川料理 桃花源(とうかげん)の「フカヒレ姿煮湯麺」である。この料理は昔からお気に入りで、現在は一杯5000円程度となる。会食には持ってこい! ラーメン感覚で10分で食して、すぐに会議に入れる。しかし、恋人とゆっくり食を楽しみたいのなら、あまりお薦めではない。なぜなら、折角の共有時間がぐっと短くなる可能性が高くなってしまうからだ。
冗談はさておき、「フカヒレの姿煮」は、筆者としては中国料理の珍味の中で常に上位にある。ただ、前準備に時間がかかるため、多くのレストランでは一度調理をして冷凍保存しているところが多い。よって、本当に仕上がり良く旨い「フカヒレの姿煮」を食したいのであれば、せめて一週間前に予約を行い、前夜からしっかりと時間をかけて掃除したものを当日調理してもらった方が、断然美味しいものが食せることになる。
今回、別に両者の対決をする必要もなく、双方、頬が落ちるほど「旨すぎる!」という結論に至った次第である。
▼熊本ホテルキャッスルの四川料理 桃花源(とうかげん)の「フカヒレ姿煮湯麺」

Comments