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噂話(gossip)を信じちゃいけないよ!

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 この世の中には、想定外に噂話(gossip)大好き人間がいる。あちこちに足を向け、噂話の対象となる人物のこともよく知らずして、有る事無い事を吹聴して回る。また、陰湿もSMSなどで悪い噂を大量に流す人もいる。

 大変ご苦労なことだと思うが、脇が甘く単純な人たちは、その根も葉もない噂話を鵜呑みする人も多い。だから、噂話大好き人間による拡散活動が止まないのだろうと。

 噂話は、その場にいない人をターゲットにしており、誹謗中傷や揶揄を面白おかしいストーリーとして組み立てられているが、聴く価値もなく、実に無駄な時間ばかりが過ぎていく。

 本日、ある企業の中間管理職の人物に、「そこの企業では私のイメージはどう映っているのかな?」と聴くと、「以前、○○氏による濡れ衣事件があったので、その噂をそのまま信じている人間もいるようで。」と言ってくれた。

 なるほど、3年ほど前に虚偽情報を流し、隠蔽工作に走った人間や、それに加担した人間が、自分達の都合の良いように、社内では虚偽情報を蔓延させたまま蓋をして、保身に回ったのことがよく読み取れたのである。

 最終的には、「濡れ衣事件」の張本人や、それに加担した人間は、解任され左遷されたので、結果的には筆者の正義正論が通ったことになる。

 しかし、噂話とは恐ろしいもので、糸電話のように噂の内容が変わりつつ、妙に端折られたり、無駄な枝葉がついたり、段々と悪いイメージだけが大きく膨らんでいく。

 筆者は、ある人物から話を聞く時は、そこで、第三者の話(噂話)が出た場合、片方の感想を決して鵜呑みにする事はない。「火のないところに煙は立たぬ」と言う人もいるが、その噂話に信憑性があるかと問えば、大半は否である。

 噂話には捏造されたもの、嫌がらせや虚偽情報などが混在している可能性が高い。よって、本人が気分を害するかもしれないが、噂のターゲットとなっている本人から直接話を聴くようにしている。その人の目を見ていると、噂話の信憑性が直ぐに判別できる。

 何より、人の噂話をしないのが一番である。噂話をしたいのであれば、そのターゲットとなった人を褒めるような噂話に終始してもらいたいものだ。自分を棚に上げているような人物に、他人の悪い噂話を吹聴して回る資格などないからだ。

 万が一、噂話に自分自身が主人公(被害者)になった場合、先ずは気にしないことである。

 しかし、名誉毀損にあたるような許し難いものであれば、徹底して悪の根源を叩く必要がある。その時は、弁護士や警察捜査担当者へ確たる証拠を持ち込み、自分の身を守ることが重要だ。

※写真は、Midjourneyで生成したもの。
※写真トップは、噂話大好き人間の情報拡散シーン。

▼噂話のターゲットにされた人のイメージ
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文責:西田親生


                     

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/29 12:00 am

私情を絡める経営者は、経営者に非ず。

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 特に、雇われの身分にて代表権を得た経営者が、私情を絡めて経営に向かえば、それまでの企業イメージが一変する可能性がある。

 以前、こういうことがあった。何十年も挨拶状が送ってきていた企業から、急に年賀も挨拶状などの書簡も、全く送られて来なくなったのである。

 理由は、代表権を得た経営者(余所者)がこれまでの履歴を度外視し、旧体制側を全面否定して、身勝手な行動により、挨拶状のリストを私情を絡めて改竄したのである。

 それがサービス業の企業となれば、とんでもない失態であり、僅か数年の代表権を行使して旧体制側の履歴を無視するとは、その企業の歴史と伝統を愚弄することに繋がってしまう。本末転倒と言うしかない。

 特に、地方の中小企業でこのような事態が発生すると、企業改革が全く別次元で動き出し、その地域に根差したものを否定するために、その結末は言わずもがな。必ず、愚行に及んだ代表者や加担した人物に降り掛かる。

 自らの背中を客観視できず、自己愛に溢れた経営者は、自らの挙動不審、公正中立の欠落、偏った思考を見誤り、数十年に及び勝ち取ってきた「社会的信頼」を崩壊への途へと導いてしまう。

 このように恥ずかしさの境界線を逸脱した経営者は身勝手なもので、特に非情なる経営者、私情を絡める経営者は、自らの好き嫌いや興味あるなしにてよって動き、その企業全体を大局的に見ることができない。

 如何に企業の代表者と雖も、その企業の代表であり、外界では公人でもなく一般人である。「職位を取れば唯の人」、社内のみに通用するだけの「無価値な職位」である訳だ。

 それを、対外的にも自らが偉人になったかのように思い込む、稚拙な雇われ経営者も少なくはない。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を忘れ、自らが突出して有能な経営者になったと思い込むところは、失笑でしかない。

 代表権を得るということは、絶大なる実権を握るというものではなく、絶大なる重責を背負うことになる。

 そこで、重責を忘れてしまい、傲慢な振る舞いの日々で、社員へは上から目線、言葉遣いも汚く荒々しくしていると、背後には社員の気配は皆無となってしまう。これもまた、世の常である。

 私情を絡めた人事異動、対外交渉、企業戦略など、すべてが歪(いびつ)なものとなり、気づけば、後戻りができないほどに信頼を失墜してしまうのがオチとなり、失敗だらけの道化師になってしまう。

 更に、私情を絡めた代表者及び幹部の「密談」が多い企業は、コンセンサスが取れず、社員間情報共有も徹底されず、常に「疑惑の念」に包まれた磨りガラスの向こうの経営陣の姿が見え隠れするばかり。

 畢竟、代表権を得た経営者は、「ガラス張りの環境づくり」が先決だ。「密談」をなくし、中立公正を守り、全てを威風堂々と語り、中間管理職やその他社員の信頼の厚い経営者として歩むことが重要だ。

 しかし、その代表権を得た経営者が過去において、傲慢や不義理などの失態の繰り返しを長きに亘り行っていたとすれば、本物の信頼を得るには、これまでの数倍、数十倍の懺悔と自己改革に努めなければ、微々たる信頼さえも戻っては来ない。

 部下の心に傷を残すような暴言やあるまじき裏切り行為などが過去にあれば、信頼を寄せる部下の存在は皆無となるのは当然のことである。

 「企業の代表者だから人格者である。」は、全く通用しないのが世の常であり、大抵の場合、その企業イメージとは裏腹に、腹黒い輩が代表権を得ているケースも少なくはない。従って、経営バトンタッチの時に、必ず大騒動がつきものとなる訳だ。

 経営者の鑑となるには、「人格」、「敬愛の念」を尊び、人を人として扱い、皆が羨望の眼差しで見るような経営者像でなくては、壁の裏側で失笑されるだけの話となってしまう。

▼西田親生の自由気まま書「公正」
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写真・書・文責:西田親生


                 

  • posted by Chikao Nishida at 2023/6/28 12:00 am

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