
ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)にて、エビフライカレーをオーダーした。暫くして、コーヒーとサラダが目の前の出された。
器の中を見ると、中央のレタスが手で千切ってあるようだ。この瞬間に、若手が料理長の指導により意識が変わり、盛り付けに挑戦したのだろうと。
勿論、包丁でレタスを切る方が早くて簡単だが、手で千切ったものと比べると、断然、後者の方が盛り付けが自然で美しく、すこぶる食べ易い。
ちょっとしたことであるが、若手に凄腕シェフのアドバイスが通じれば、その「進化」に拍車が掛かるに違いない。それが「修行」と言うものである。
また、エビフライカレーは初めてオーダーしたように思える。今日はセカンドがじっくりと下ごしらえをして、調理している姿が垣間見れた。
サラッとして、香辛料の刺激が程よく、発汗作用をもたらす。半分くらい食したところで、体内の毛細血管の血流が良くなり、ポッカポカの状態。
ルーもご飯もバッチリの適量だ。カレー皿には温野菜の飾り付け。先ほどの生野菜と異なる野菜の風味と食感を楽しむことができた。
人は「気づき」があれば、一挙に「進化」に向かって上昇気流に乗るが、料理を専門とする職人も然り。厨房の中も穏やかで、清潔感が漲っている。
現在、ホテルレストランもコロナ禍で大変な状況であるが、この危機的状況下でも「日々変化、日々進化。」への意識は大変重要なことになる。
久しぶりに、セカンドへ「ご馳走様でした。厨房は皆礼儀正しく、料理に心が有りました。」とメールを送ると、間髪を容れず、お礼のメールが届いた。
半年ぶりの、シェフと客との自然なキャッチボール。客とは、この様な積み重ねが日々楽しみとなり、つい同店へ磁石のように体全体が引っ張られてしまうのである。


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