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若手の進化が見える時・・・

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 ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)にて、エビフライカレーをオーダーした。暫くして、コーヒーとサラダが目の前の出された。

 器の中を見ると、中央のレタスが手で千切ってあるようだ。この瞬間に、若手が料理長の指導により意識が変わり、盛り付けに挑戦したのだろうと。

 勿論、包丁でレタスを切る方が早くて簡単だが、手で千切ったものと比べると、断然、後者の方が盛り付けが自然で美しく、すこぶる食べ易い。

 ちょっとしたことであるが、若手に凄腕シェフのアドバイスが通じれば、その「進化」に拍車が掛かるに違いない。それが「修行」と言うものである。

 また、エビフライカレーは初めてオーダーしたように思える。今日はセカンドがじっくりと下ごしらえをして、調理している姿が垣間見れた。

 サラッとして、香辛料の刺激が程よく、発汗作用をもたらす。半分くらい食したところで、体内の毛細血管の血流が良くなり、ポッカポカの状態。

 ルーもご飯もバッチリの適量だ。カレー皿には温野菜の飾り付け。先ほどの生野菜と異なる野菜の風味と食感を楽しむことができた。

 人は「気づき」があれば、一挙に「進化」に向かって上昇気流に乗るが、料理を専門とする職人も然り。厨房の中も穏やかで、清潔感が漲っている。

 現在、ホテルレストランもコロナ禍で大変な状況であるが、この危機的状況下でも「日々変化、日々進化。」への意識は大変重要なことになる。

 久しぶりに、セカンドへ「ご馳走様でした。厨房は皆礼儀正しく、料理に心が有りました。」とメールを送ると、間髪を容れず、お礼のメールが届いた。

 半年ぶりの、シェフと客との自然なキャッチボール。客とは、この様な積み重ねが日々楽しみとなり、つい同店へ磁石のように体全体が引っ張られてしまうのである。


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◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995/熊本県第一号WEBサイト)
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文責:西田親生

               

  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/9 12:00 am

ヤンチャなペンギンの子供・・・

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 ウィークデイならば人は少なかろうと、久しぶりの熊本市動植物園へ足を運び入れた。しかし、思ったよりも駐車場の車は多い。同園玄関にて検温を済ませ、入園日時、氏名、連絡先、健康状態を書いて、園内へ。

 本日の取材で撮りまくったのは、フンボルトペンギンだった。いつもならばコンクリート小屋近くをウロウロしているペンギンたちだが、今日はプールで泳ぐ姿があり、最適な取材環境であった。

 特に、親子と見られるフンボルトペンギンの子供の表情が面白い。口を大きく開けて、多分、餌を強請っているのだろうと。しかし、横にいる親ペンギンは斜に構えて、嫌々ながらに対応しているご様子。

 子供ペンギンは、何度も何度も口を大きく開けて、親に甘えている。挙句の果てには、親ペンギンの背中や横腹を突く子供ペンギン。図体は大きいのに、まだ、自分は乳飲み子と思っているのかも知れない。

 暫く見ていると、人もペンギンも同じに見えてくる。親離れできない子供、子離れできない親がいるのは、人間社会も同じことである。

 一人前に育っているにも関わらず、ここ一番の時に、親を依存する子供もの様な大人が多い。また、逆に、子供が社会人となっているのに、いつまでも子供にベタベタと世話する親もいる。だから、独り立ちが遅くなる。

 ペンギンを間近に観察しながら撮影したのは初めてのこと。鳥だが水中の動きはイルカの様に俊敏である。しかし、地上では、肥満体の狸の様にボーッと突っ立っていたり、セイウチの様に寝ているペンギンもいる。

 今頃になって、動物園の動物たちを撮影するのが、とても面白いことに気づかされた。されど、同園は老朽化に加え、熊本地震で被災しており、とても、「見せて楽しませる動物園」としての余裕ある演出なり工夫はない。

 ガラスも汚れ曇り、錆びた金網で囲われた中など覗ける状態ではない。ただ、動物たちに餌をフィードしているだけの施設になっている。動物たちは悲しい顔をしており、ストレスでイライラしている象やライオンは吠えている。

 展示スペースの区割りも、全く動線を考えておらず、昭和の古びたコンセプトによるもの。遊具スペースも充実しているとは言えず、レストランや植物園などの整備もギリギリの状態にて、まったりと過ごせる動植物園ではない。

 県内外からの観光客の目を奪うには、美しく磨き上げられたトイレは必須。しかし、古き昭和のレベルで止まっている。よって、安心して子供たちをトイレに行かせ、手を洗える環境でないところが非常に残念でたまらない。

 今のコロナ禍の時代、同園の様な公共施設、ホテル、レストランなど、多くの人々が集まる施設全てに言えることだが、安心して利用できる美しく衛生管理が行き届いたトイレや食事処がなければ、集客が伸びるはずがない。入園料を上げるのならば、尚更である。

 結果的に、予算がどんどんと削られて行き、維持管理費が不足して負のスパイラルに陥るのが関の山となる。よって、早期に秘策を講じることがなければ、同園の存続も大変厳しい時代になりはしないかと、危惧するばかりとなる。

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文責:西田親生

         

  • posted by Chikao Nishida at 2020/10/8 12:00 am

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