
初めてカツカレーを食したのはいつだったのか、記憶にない。多分、外食ではなく、自宅で母が作ったカツカレーだったような気がする。
火傷しそうな熱々サクサクのコロモに歯を近づけ、噛んだ瞬間に、豚肉の脂が滲み出てくるのがたまらない。そこに、ご飯とカレーが押し込まれると、口の中は、それぞれの食材のコラボ祭りがスタートする。
ザクっと音がして、じわーっと脂が滲み出て、カレーの辛みと優しいつやつやご飯が踊り出す。その繰り返しだが、あっという間に、お替りとなる。自宅では2杯目は卵を落とし、3杯目は納豆を入れて食していた。
何と高カロリーな食事だろうと。現在は、そのような食し方は出来ないが、キンキンに冷えたビールの1杯目と同様に、カツカレーの最初のひと噛みは、毎回食べても最高のひと時である。
今回のカツカレーは、ダイニングキッチン九曜杏(熊本ホテルキャッスル)のものだが、食後は頭頂部から吹き出す汗を拭き取るのに、相当なエネルギーを使ってしまった。「辛い!が、旨い!」


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文責:西田親生
◎熊本ホテルキャッスル グルメ情報(過去記事集)
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