▼特上鰻の白焼き

明治十年創業の鰻専門店「水前寺東濱屋」。久しぶりの、ランチとなった。取材したのは、特上鰻の白焼きとレディスDX。いつ見ても、同店の鰻の質と量には腰を抜かしてしまう。
特上鰻の白焼きについては、先ず、2尾の鰻から一人分としてサーブされるので、頭や尻尾は一切ない。それに、この量にて、この質なのである。すこぶる贅沢三昧のランチとなり、急に元気が出てくる。
実は、同店とのお付き合いは長く、最初に足を運んでから、既に35年以上が過ぎている。最初に足を運んだ時は、重厚な木造の料亭で、中庭を眺めながら、絶品の鰻料理を食したのだった。
熊本県が輩出した野田健郎画伯も、同店の料理と中庭に魅せられ、その当時の「宴の模様」を描いている。三人のお客が座敷にて宴を楽しむところが、中庭の泉水に映り込む、仄々とした水彩画である。
先般、十数年前から「二人グルメの会」を開催している相方が、東京からグルメ通を呼んで、同店で食事会を催したと言う。そこで、東京から駆けつけた規格外のグルメ通たちが「ここの鰻は日本一だね!」と称賛の雨霰。
筆者も、県内外からのお客と鰻を楽しむ時は、必ず同店を利用させていただいているが、全ての客人曰く「この鰻の食感といい、香ばしさといい、味わいといい、申し分ないですね。」と口を揃えて唸るほどだ。
本日は、特上鰻の白焼きのみの紹介となったが、オススメは、特上鰻定食、特上鰻のせいろ蒸し、そして、とてもお得なレディスDXとなる。食してみると、誰しも、鰻の常識が変わらざるを得ないと言っても過言ではない。




▼野田健郎画伯作

▼栗崎英男画伯作

◎水前寺東濱屋公式サイト(定休日:水曜日)
http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/

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