
九州は、幸運にも今回の台風18号の直撃を受けずに済んだ。905HPaと、25年前の台風19号より、化け物のような台風である。それが、予想に反して、若干北上が続き、それから東へ進路を変えたために、難を逃れたのだった。
熊本市内も若干風が吹いたけれども、最接近の時刻を過ぎると、あちらこちらの雲の間に、青空が覗くほどだった。よって、諦めていた取材を再開し、今回は合志市にある竹迫城址公園(たかばじょうしこうえん)へ向かった。熊本市中心部から17km。35分ほどで到着した。駐車場に着くと、草刈り作業中の数人の方々に遭遇した。
ほぼ草刈り作業も終了し、竹迫城址はアンジュレーションが激しいゴルフ場のようなイメージ。段ボール箱で滑れるほど、草は綺麗に同じ高さに揃えられ、少年の頭の五分刈りほどで可愛かった。周囲を見渡すと、円墳、前方後円墳などを組み合わせたような城址であり、鎌倉時代初期から戦国時代末期までの約四年間、肥後国合志郡における政治や軍事の中心であったようだ。城の名称も、その他、合志城、蛇尾城・穴の城・上庄城など、多くの呼称が残っている。
タイムスリップでもしたかのような感覚だった。我々取材班とは別に、後から二人が最上部へ登って行ったようだが、十数分で帰って行った。同公園は市民の憩いの場として利用されているようだが、残念なことに、トイレ施設が古く、かつ、駐車場に隣接しており異臭を放っていた。観光地として、美しいトイレ施設の完備は必須だが、早期改善を頂ければ、もっと知名度もアップし、観光客も多く訪れるのではなかろうか。
▼珍しい木とその花芽が気になって仕方ない

▼本日の取材ランチ:実は二食目のランチ(熊本ホテルキャッスル)

▼取材風景

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