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江津湖めぐりと野鳥たち

▼24-105mmレンズで捉えた江津湖
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 江津湖(熊本市)の足漕ぎボートに飛び乗り、藻の上を歩き回る白鷺や青鷺、そして水中に潜って魚獲りする鳰(カイツブリ)を撮影することにした。ボート貸出料は、30分間で1000円。結構、漕ぎまくり状態だが、藻のエリアに突っ込み、身動きができないボートもあった。

 筆者も江津湖で足漕ぎボートなんぞ、初体験。撮影には、手漕ぎボートが水面に近くて良さそうだが、パドルから返ってくる水で、カメラやレンズが濡れるとアウトなので、面倒臭い足漕ぎボートを選んだ。・・・と言うか、来場者が多過ぎて、そのボートしか空いてなかった。

 漕ぎ始めると、あちこちで藻が邪魔をする。青鷺や白鷺は水面に浮いている藻の島を自在に歩き回っている。ゆっくり、そっとボートを近づけ、望遠で捉えるのだが、今回は70-200mmの望遠なので、時にはクロップして力技300mmで撮影する必要があった。

 日光は眩しいものの、足漕ぎボートには屋根が付いており、思ったより涼しく、心地よい中で撮影を楽しめた。相方は24-105mmで軽快に撮りまくっている。筆者は「やはり600mmを持参すべきだった!」と、内心穏やかではなかった。(苦笑)

 藻の間を抜けて、やっと、白鷺と青鷺が歩き回る場所に辿り着いた。残念なことに、空きカンが藻の上に数個捨ててあった。心無い人間の仕業に違いないが、自然を大切にしない人には、このような処に来てもらいたくないもの。大人であろうが子供であろうが、躾の悪さに腹が立つ。

 30分間とは、あっという間もない。まだまだ色んな角度から撮影を試みたかったが、残り5分のところで、漕ぐ足に力を込めて、さっさと船着場に向かったのだった。

 今回は風もなく、空気も澄み、青空が美しかった。よって、すこぶる色乗りのよい写真が撮影できたのである。しかし、次回は600mmスーパーズームで今回のリベンジを果たそうかと・・・。特に、鳰は小さいので、その魚獲りをしっかりと捉えてみたい。


▼70-200mmレンズで捉えた江津湖
ezuko


▼小鷺
shirasagi


▼青鷺
aosagi


▼鳰
kaitsuburi


▼取材風景
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▼今回の取材ランチ(熊本ホテルキャッスルのホリデーランチ)
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/10/11 12:57 am

コミュニケーション能力の低下

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 近頃、よく思うことがある。それは、コミュニケーション能力に欠けている人が、思いの外、増えて来ていることだろうか。初手から懐疑的な思考に走り、相手の善意、真意、本音を理解しない己に、全く気づかない人である。

 同類の人たちは、日頃からの挙動、言動は、常識の尺度を逸脱しパターン化しており、周囲の人たちへは希薄なリレーションシップのみで行動している点が共通している。平たく言えば、自分大好きで、周囲の知人や友人はどうでもいい訳で、協調性も達成感の共有など無意味だと思い込んでいる。

 更に始末に負えないのは、基本の基本となる教養や常識がないところが、好循環たるものを全て腐らして、好機を逸する人である。それが何十年も気づきのないまま続き、特に地方の鳥黐(とりもち)のようなネットリとした慣習化したものに浸かっていると、殆どの人は、その泥沼から脱することができなくなってしまう。

 よって、大都市部の人たちから「田舎者」と揶揄されるのだ。・・・掌に転ばされて、「騙された!」、「乗せられた!」と後から激怒するものの、何年経っても同じ繰り返しをしているだけで、悪玉菌に感化されている自分に気づいていないのだから、自業自得としか言いようがない。・・・日々、懐疑的な処理能力だけが発達し、クローズドな世界に収まってしまうのだろうと・・・。

 クローズドな世界に収まり落ち着くと、視野狭窄という重大な病に侵されてしまう。箪笥と壁の隙間に入り込んだ猫のように、極端に視野が狭くなっている状態と言える。そこまで来ると、改善・進化という道は閉ざされ、不治の病となってしまう。

 朱に交われば赤くなる、同じ穴の狢のように、上のような人たちが集まると、自ずと「無責任の連鎖」が生じて来る。己の発言に責任を持たぬ人たちが「伝言ゲーム」を連綿と繰り返す。畢竟、根拠のない虚偽の情報が蔓延し、加速度を増し外界へと発信されるという悪循環が、あちらこちらに渦を巻くことになる。

 それが、今の世の中である。もし、子々孫々に受け継がれて行くとなると、取り返しがつかない時代となる。今の時代、一体全体、日本人はどこまで落ち込んで行けば気が済むのだろうか!?・・・昔は、「世直し侍」が沢山居たけれども、その存在さえ稀有の時代となってしまった。


◎先見塾公式サイト
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/10/10 01:48 am

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