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食のスタンダードは、熊本ホテルキャッスルから!

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 写真上は、熊本ホテルキャッスル玄関である。昨年末に、50年が55年となっている。・・・熊本県を代表するシティホテルで、55年。・・・その存在は、正直なところ、筆者にとって「食のスタンダード」の礎を作ってくれた、すこぶる有難いホテルである。

 たぶん、同ホテル地階の四川料理 桃花源(善家元総料理長、川上総料理長)のメニューの数や量、そして珍味では、県内でも五本指に入るほど、多種多様な料理を食させていただいた。また、ここ数年は、1階にあるダイニングキッチン九曜杏に足を運ぶことが多く、料理長のアーティスティックなオリジナル料理を取材することが、圧倒的に増えてきた。勿論、11階のフレンチレストラン トゥール・ド・シャトー(フランス語で天守閣という意味)の水本料理長の料理も、じわじわと試食が増え、彼なりの癖と拘りも分かってきたのである。

 しかし、忘れてならないのは、私のフレンチのスタンダードは、同ホテルの松田料理長と現役を退いた佐々元総料理長のフレンチである。ハモン・イベリコ豚の骨つきハムをいち早く持ち込んだのは松田料理長だったが、スーパーディナーと題して、ブルターニュ産のブルーオマールなど、奇抜な美食会を催したことがあった。また、佐々元総料理長には無理を言って、古典的なフレンチの美食会を開かせて貰った。

 思い出せばキリがない。しかし、自分なりの「食のスタンダード」を、どのジャンルで、どのレストランにするかは、一つの大きな賭けでもある。30年以上通い詰めたホテルであるが故に、その選択は間違いではなかったと、自負する次第。職人あっての料理なので、とことん美食を探究する、優秀な職人に恵まれたホテルなのだろうと・・・。

 ミシュランによれば、日本の食文化の評価はすこぶる高く、特に、東京、京都などは、世界レベルと称されている。しかしながら、食材と料理の値段などを比較すると、この熊本の地で食せば、三分の一、若しくは、四分の一の値段で、高いレベルの料理を食すことができるのを、大都市部に住む多くの人たちは知る由も無い。・・・例えば、極上珍味の「乾燥アワビのステーキ」など、東京では16,000円〜20,000円が普通だ。しかし、同ホテルでは、実に旨い「乾燥アワビのステーキ」が1万円ほどで食せるのである。

 その他、コース料理にしても、日本の旧御三家と呼ばれるホテルでは、40,000円〜となっているが、同じ質を求めても、同ホテルでは、10,000〜と、四分の一の値段となっている。「アンビリーバブル!」な世界。・・・安い航空機を使い、同ホテルのシングルに泊まり、コースを食べても、一人50,000円でお釣りがくるかも知れないのだ。・・・さ、是非、熊本へ足を運ばれてはと!!

 余談だが、長期滞在であれば、国立公園を二つも保有する熊本県。山手は阿蘇、そして海は天草である。特に、天草地方有明の海の幸は、グルメ通にはたまらなく旨いことを、ここに、こっそりとお知らせしたいと思う次第。


▼以下写真4枚は、ダイニングキッチン九曜杏の料理長作。
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  • posted by Chikao Nishida at 2015/1/9 05:12 am

夜の撮影・・・

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 手持ちで月を撮影するのは、すごく疲れる。・・・三脚を立てて、レリーズ付けて、ゆったりと撮影すれば良いだけの話だが、この寒い夜空の下では、手抜きで、手持ち。更に、車窓(窓を開けて)からの撮影で終わってしまった。

 昨日は、だだっ広い陸上競技場の夜間を撮影して、超広角レンズのフレアが気になり、また、今日は手持ちであるために、ブレが気になる。

 どちらかと言えば、夕刻の穏やかな陽射しの中で撮影したり、また、小川や湖などの水面に映り込むような撮影が楽しい。人の姿は、仕事に真剣に集中している瞬間など、レンズを意識せず、何かに傾注している人を切り撮るのが好きである。

 筆者は何かしていると、急にレンズを握りしめ、カメラを持ち出し、被写体を見つけに飛び出すことがある。レンズとカメラ本体との相性が気になったり、そのレンズの特性を本当に把握して使い切っているのかなど、ちょっと疑問が生じると、突発的に動くようだ。

 料理を撮るときは、料理人のハートを十分受け止めて撮影し、ポートレートは喋りながら一瞬の隙を突いてシャッターを押すようにしている。

 写真は撮られる人の心も、更には我々写す人間の心まで映り込むので、すごく面白い。・・・昨年末から被写体になる人たちの笑顔が素敵で、思った以上に良いポートレートが撮れている。やはり、カメラもレンズも人を選ぶようである。(苦笑)

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  • posted by Chikao Nishida at 2015/1/8 01:14 am

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