
今日は、ミサゴ狙い!・・・しかし、菊池川上空を何度も見回しても、その姿はなかったが、川岸ギリギリに駐車された軽トラックに、竿を3本立てて釣りをしている男性に遭遇した。
「鯉釣りですか?」と尋ねると、間髪を容れず「はい。昨日は4匹釣れたて言よったばってん、今日は全然ダメですばい!」と。しかし、筆者の目には真ん中の竿が微妙に動いて見えていた。
「あ、掛かってますよ!」と言うと、その男性は慌てもせず、竿を手に取り、リールをゆっくりと巻いて行く。「おお、掛かっとるごたる。わ、結構太かばい!」とリールを巻く手に集中した。・・・何となく無欲の勝利に見えて仕方なかった。
シャッターを押しながら、ファインダーに入った魚は幾度も暴れていたが、見事な鯉だった。川岸に近づけ引き上げると、4kgオーバーの大物である。いやはや、現地に到着して5分も経たずして、大きな鯉が釣れたことになる。それから、すぐに別の竿がしなり、男性は2匹目の鯉をゲッツ!
僅か15分足らずだったろうか、筆者はミサゴを完璧に忘れ、鯉釣りの様子に夢中になってしまった。釣った男性と名刺交換を行い、その男性が山鹿市鹿央町在住の松本公夫さんであることを知った。松本さんは釣りもさることながら、写真も趣味の一つであると言う。
暫くすると、松本さんの釣りの先生である立山秀行さんがやってきた。立山さんも鹿央町在住で、海釣りが専門であるようだ。松本さんが先ほど釣った鯉を覗き見して、「おお、えらい太か!」と釣りの先生もニコニコである。
気さくで楽しい旧友の語らいを傍で聞いていると、とても癒される。お二人とも、自ら高齢者と言っていたが、目の輝きや流れるような滑舌は、決して高齢者とは言えない。ほぼ毎日鯉釣りに来ると言う松本さんだが、また、近いうちにお二人にお会いできればと・・・。
▼魚とり網がしなるほど


▼松本さんが初めて釣り上げた大物(4kgオーバー)

▼今夜は鯉のあらいと鯉こく!?

▼5分後に小物もゲット

▼松本さんの釣りの様子を伺いに来た立山秀行さん(写真右)



▼クーラーボックスを覗き込みニコニコの二人


◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

Comments