▼旧細川刑部邸の紅葉(NIKON D800+SIGMA 50mm f1.4 単焦点標準レンズ)

今年は、先見塾の趣味グループである写真倶楽部の撮影会を積極的に開催して行った。
紅葉の撮影会は2回。最初は熊本大学近くにある泰勝寺、そして今月26日に熊本城近くの桜の馬場 城彩苑と旧細川刑部邸において撮影会を開催した。
筆者は主催側なので、それに参加する人達の動きを追って撮影して行く事が多い。よって、ポートレートが主体となり、一眼レフカメラに50mm単焦点標準レンズ1本を装着し、紅葉に釘付けになっている塾生を撮影したのだった。
各塾生達は、ズーム、ワイド、標準、マクロと・・・いつの間にやら、プロ並みにフル装備となっており、色んなシチュエーションでもレンズを交換しては、ファインダーを覗き込んでいた。
この一年、先見塾生には一眼レフカメラを趣味とすることを推奨している。勿論、強制ではないが、趣味の領域で共通項を見出し、互いの信頼関係を築くことができるため、今では、黙って座っていると・・・誰かがカメラやレンズについて熱く語るようになった。
写ガールという新造語が出来るほど、最近、量販店に足を運ぶと、カメラ売り場で物色している若い女性の姿を多く見るようになってきた。先般の旧細川刑部邸でも、老人が数人居たが、圧倒的に女性の一眼レフユーザーが目立っていたのだった。
一眼レフを一度手にすると、スマホのなんちゃってデジカメと比較にならぬほど写真撮影の奥深さが分かるようになってくる。フォーカス、暈け、彩り、抜けるような透明感などなど・・・自分のイメージ以上にアーティスティックな写真を撮影することができるのだ。されど、誰も彼も簡単に撮影できないから、カメラは面白い。
撮影した物にエフェクトを掛けて遊ぶのも実に楽しい。しかし、一眼レフで撮った写真そのものに価値がある訳で、折角の風景写真をトイカメラ風にしたり、ジオラマのように加工したりするのは、大して意味の無いものだと考える次第。
デジカメも筐体内で何らかの計算が付加されるが、出来るだけ光学、機械系を中心として写真を撮ることに専念しようと・・・。よって、カメラ手前の液晶画面を見て撮るというのも、筆者にとっては邪道であり、覗き込んだファインダーが液晶であれば興醒めだ。ファインダーは、やはりペンタプリズムから送られてくる映像を見て、シャッターを切りたい。
▼旧細川刑部邸の紅葉(NIKON D800+SIGMA 50mm f1.4 単焦点標準レンズ)

▼旧細川刑部邸の紅葉(NIKON D800+SIGMA 50mm f1.4 単焦点標準レンズ)

【先見塾公式サイト】 http://www.senkenjyuku.com/

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