▼縦96センチ、横186センチ

一瞬、目を疑った。熊本城の大天守と小天守が、11万本の爪楊枝を使って製作されていると言う。これは、私立の名門 九州学院高等学校の2年4組の生徒たちが、熊本地震で崩落した熊本城の復興を願い製作したもので、10月に完成。
何故、熊本ホテルキャッスル1階のダイニングキッチン九曜杏前に展示してあるのかは聞いていないが、見れば見るほど大迫力の作品。爪楊枝を黒に染めたものとオリジナルとを組み合わせて、見事なまでのモノクロームに仕上がっている。
大天守や小天守は西側からの眺めであり、角度もベスト。復興祈願と言うよりも、生徒たちの情熱と執念さえ感じる貴重なアート作品である。筆者も熊本地震前には、ほぼ毎日のように城郭を色んな角度で撮影してきたので、特に、この作品は心に刺さった。
本日は、とても良いものを拝見させて頂き、すこぶる幸せで嬉しい気分となった。
※最初は、熊本城を織り込んだ分厚い絨毯に見えた



▼拡大すると、確かに爪楊枝である。

▼熊本地震前の熊本城 大天守と小天守(筆者撮影)

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