▼ダイニングキッチン九曜杏

多くの人々が屯す近場のレストランやホテルレストランには、必ず、一際尖っている人気メニューが存在する。それは、1週間に一度は食べたいと、イメージや匂いや味が頭の中で暴れるような絶品揃いである。勿論、リーズナブルで、食後の快感がたまらぬようなものばかり。
写真群は、熊本ホテルキャッスル一階のダイニングキッチン九曜杏と、同ホテル地階にある四川料理 桃花源のもの。以前話題にした「赤牛のハンバーグ」は専門店であるかのように日々注文が多い。また、同ホテル伝統のカレーは、ややカスタマイズしたものを頂いているが、定番ランチメニューとして楽しんでいる。
筆者にとって、今まで足を運び入れたレストランで、特に、今も尚足繁く通うレストランのメニューを検証すると、どれもこれも、最初に食した時に、強烈な感動なり満足感なりがあった。極論ではあるが、優しいトラップのようなイメージであろうか。よって、魅了された常連客は、無意識の内に足を運び入れることになる。
「赤牛のハンバーグ」については、地産地消の賜物。脂身が少なく、味わい深い赤肉をベースに開発されたヘルシーメニュー。ゴロゴロとした肉肉しい食感がたまらず、鉄板の上のシズル感は筆舌に尽くし難い。スタンダードなドミグラスソースも良いけれども、時には、大根おろしとポン酢又はニンニク醤油もよろしかろうと。
下から2枚の写真は、桃花源のランチメニュー。同レストランは全国区のネームヴァリューにて、50年近くの歴史を刻んできた老舗の、「早い、熱い、旨い」の流れにて、開業当時から評価はすこぶる高い。尚、初代料理長は斉藤隆士氏(後に同ホテル社長→現相談役)で、四川飯店創業者の陳建民氏の弟子でもある。
このように、常連客を釘付けにするレストランには、決まって、定番メニューが鎮座しており、開発コンセプトには地産地消と確たるストーリーが存在する。よって、歴史と伝統、そして驚くべきエピソードに包まれたレストランの美食の数々を、更には、品格ある食文化を、子々孫々へ伝えて頂ければと考える次第。
▼ダイニングキッチン九曜杏

▼四川料理 桃花源

▼四川料理 桃花源

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