
銀行系カード会社や有名オンラインショップを名乗る詐欺メールが後を絶たない。どんなに「迷惑メール」としてブロックしようが、発信元のメールアドレスを微妙に変えて、何度も何度も執拗に送りつけてくる。自動プログラムで悪さしているに過ぎないので、迷惑千万となる。
「カードを勝手に使われている可能性があるので、リンク先へ移動し暗証番号を変えろ!」とか、「オンラインショップの貴方のアカウントが不正利用されたので、リンク先で確認せよ!」とか、「貴方のパソコンに完全に侵入できるので、リンク先へ移動せよ!」とか・・・。
以上の場合、絶対にそのメールを開封したり、リンク先の箇所をクリックしたり、添付された物を開いたりしないことが鉄則となる。対策としては、カード会社またはオンラインショップの公式サイトへ立ち寄り、確認をするのが安全策。要は、その物に触れるなと言うこと。
しかしながら、専門家でもない一般の方々は、そのリンク先のサイトが「偽物」であるかの判別ができないほど、ロゴもURLも公式のものと酷似している、巧妙に作り込んであるので、残念ながら騙される確率は高い。よって、公式URLでの確認を行うことが懸命なる防御策となる。
ただ、これは私事だが、某有名カード会社のゴールドカード管理側から、不正アクセスの書簡が届いたことがあった。パスワードが流出し、そこに犯罪グループがアクセスして、深夜に高額スポーツ用品を購入した履歴があったと、セキュリティの甘さを通知してきたのである。
しかし、その某有名カード会社の対応について腑に落ちなかったのは、ネット上で調査したところ、その時点では、パスワード流出や被害報告なりが、公表されていなかったのである。多分に、件数が少ないために、個々人に対して、書簡のみで片付けたのだろうと。
よって、従来使用していたカードを破棄し、新しいカード番号にて再発行ということになり、大変迷惑した経験がある。実際、店のカウンターにてカード決済をすると、暗証番号を4桁入力(サインでも可)するけれども、今時、4桁では無防な桁数となっている。量子コンピュータであれば、一瞬にして割り出せる桁数となる。
最近では、iPhoneにID搭載のカードなどをバーチャルにて入れ込み、店頭でも実際にカードを手渡すことなく、画面をスキャナーでチャリンと決済するように心掛けている次第。海外では、カードを事務所の奥へ持ち運び、後ほどサインをするが、これが一番怪しい。
事務所内に持ち込まれたカードが偽造される可能性が高いので、絶対に目の前以外でのカード決済は断った方が懸命となる。ただ、今でも高級ホテルや百貨店では、カードを別のところへ持って行き決済するところもあるので、そこはしっかりと確かめることが必要だ。
諄いようだけれども、フィッシング詐欺やウィルス&ワーム添付のメールには、呉々も警戒心を持って、常に、冷静沈着な判断をして頂ければと願うばかり。重要な個人情報について、安易にメールで通知する銀行やカード会社は皆無である点も、インプットしておいた方がよろしかろうと。

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