
何とも愛らしいジョウビタキ。裏庭の木々の枝下ろしや草刈りをして、地均しをしたところ、突然、ジョウビタキがやってきた。ヒヨドリとは異なる鳴き声がすると思っていたら、このモフモフしたジョウビタキだった。
「おーい、おーい!」と、こちらの声を覚えさせようと何度も呼ぶと、逃げるどころか、近づいてくる。地均しをしたので、土の中から出てきた虫を突いているようにも見えるが、最短1メートルほどに近寄ってきた。
声を掛けると、必ずこちらを向いている。決して警戒している様子はなく、「ここは、私の庭でっせ!」と主張するくらいに、堂々としている。日頃から窓を開ける時も、閉める時も、驚かさぬように、そっと・・・。
ヒヨドリがバサバサと降り立つと、金柑の枝の中に潜り込む。そこで、こちらへアイコンタクトのジョウビタキ。殺伐とした都市空間にて、この小鳥と小さな庭の組み合わせは、思いの外、癒されるものがある。
意地汚く、嫌がらせをする人間とは全く対岸にいる小鳥たち。こちらの生活圏をしっかりと見定めながら、自分の生活圏、境界線を決めているところが素晴らしい。互いに邪魔しないような共存共栄のベクトルである。
以前、この裏庭にメジロやモズも舞い込んできたことがあったが、最近は小型のワタリガラスの姿をあちこちで見掛けるので、小鳥たちの天敵が増えれば、その居場所が狭まってくるのだろうと・・・。
裏庭の木々を全てバッサリと丸坊主にしようかと思っていた矢先の小さな訪問者。よって、木々の剪定を少々軽めにすることにした。



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