
周囲には、大なり小なり、トラブルメーカーと呼ばれる人が必ずいる。しかし、極め付けのトラブルメーカーは、人の立場になって考えようとはせず、何事も自分の都合ばかりを主張して、無闇矢鱈に正当化するばかりで、自らの蛮行に気付かない。
「どう逆立ちしても、貴方が嘘言ったんでしょ!」と指摘されても、「いやいや、そんなつもりじゃなかった。言ったつもりもなかった。」と、簡単に事実を曲げてしまう。結局は、責任転嫁により他人を新犯人に仕立て、逃げてしまうのだ。
また、「筋を通す」が理解できない人は、完全に頭は腐っている。「時系列」で証拠を示されても、その「時系列」さえ分からない。動かぬ証拠を突き付けられても、自覚がない。数学的思考回路が壊れているので、話にならない。
これまで、寡黙な人は「サイレント・マジョリティ」として善い人が多いと思っていたが、近頃、その寡黙な人が愚行を繰り返している。よって、これまでの認識が崩れ去ってしまった。何と、寡黙な人の中にも、異常なほどに底意地が悪い人がいるのだ。新種発見である。
また、表情で判断すれば、ギョロギョロと目が落ち着かず、俯き加減で暗い表情の人は要注意となる。何をしでかすか分からない。ビデオ撮影して、本人に見せたいくらいだが、気づかぬは本人ばかりなり。それこそ、赤恥をかくのは本人なのだが・・・。
自らを客観視できない人は、思考が偏っている人に多い。金払いが悪い人ほど、一癖、二癖ある。お金を払う方が偉いと思い込んでいる人も、同様に癖が悪い。お金を払うこともなく、無償で情報を盗み取る人間は、それら以上に癖が悪い。
ノイジー・マイノリティは言わずもがなであるが、彼らの特徴は、常に「その場凌ぎ」である。「俺が良ければ、問題ない。」とか「法律なんぞ関係ない。」とか豪語する人間ばかりである。よって、災害時に水汲み場で、必ずズルをする人間を見ることになる。
人は、幼い頃から食育を含め、しっかりと親の愛情をもって躾けられれば、大抵の場合、極悪人に育つ可能性は低い。学校の勉強ができないから頭が悪いのではなく、ただ関心がないから成績が悪いだけの話。されど、本当に頭が悪い人は、上述の様に「筋道を通す」が分からない人である。
頭の悪い人が書く文章には三段論法や起承転結など存在せず、「真偽」を無視、「時系列」を無視、「原因結果」を無視、主人公は常に己なので、話し合いなどで解決する心さえ持ち合わせていない。だから、他人を排斥して、己の陣地を必死に守りたがるのである。
このように頭が腐っている人は、更生の余地は皆無に等しいことになる。特に、50歳を超えている熟年となれば、既に遅しの「不治の病」。先輩や上司など、誰が諭したとしても、全く聞く耳を持たず、歪みきった持論を展開するだけの話となる。時間の無駄である。
「筋を通す」を理解できない人たちは、結構、ビビり屋が多い。だから、周囲に対して過剰に反応し、暴走を繰り返す。お察しの様に、頭が腐っているから、負のスパイラルにも気付かず、延々とビビリとの戦いで人生を終わらせてしまう。
諄い様だが、上述の様に「筋を通す」を理解できない人たちは、心から話せる相手が傍に居ない。男女を問わず、「心友」が居ないのだ。だから、他人を信用することもなく、知らず知らずの内に、自分でさえも信用できないという、さもしい人生を送ることになる。
それこそ、本当に可哀想な人たちでなのである。
▼中秋の名月(2020年10月1日)

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文責:西田親生
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