▼筆者が過去に使用していたカメラ

海外の写真愛好家グループにいくつか参加しているが、日々、その熱心さには驚かされる。
特にギリシャのグループは、土地柄、世界遺産が圧倒的に多いので被写体に恵まれており、自然の姿も建造物も日本とは全く異なる。見ているだけで、エンタシスの柱の真下に寝そべって仰ぎ見て、超ワイドで撮影したくもなってしまう。
この新型コロナウイルスの猛威も何のその。グループ会員のポジティブさには圧倒される。写真下は、先般、筆者の作品が選ばれアップされていた。その他、それぞれの写真家が自由に投稿している中で、「やはり、日本人としての自分自身の撮影の癖なりが出ているな!」と。
時に、「寂しいイメージ」と指摘を受けることもある。確かに、「寂しさ」があるかも知れないけれども、筆者としては、画面いっぱいに豪華なイメージを切り撮るというよりは、1つの被写体のディテールを、静かに表現したい気持ちの方が強いようだ。
ビビッドで明るい写真も決して嫌いではない。ただ、狭い日本、超ワイドな環境が少ない、地方の都市部に住んでいると、どうしてもミクロ的な突っ込みになってしまいがちなのかも知れない。行動範囲が狭いが故の、マンネリ撮影となっている。
自分なりに撮影していて心地よいのは、雨上がりの「水滴」。湖面などに映り込む「木々」、モノクロームの「人」。「人」に関しては、肖像権をしっかりクリアしないといけないので、なかなか思い通りに撮影をすることはできないでいる。
されど、写真はその瞬間を記録に収め、後々、一瞬にして記憶を蘇らせてくれるので、とても良い趣味であると思っている。最近、周囲でNikon族が急増しており、作品をアップしている人も多くなってきたので、とても嬉しく思う次第。
特に、レンズ沼に入り込みつつある人たちを見ていると、どっと吹き出して笑ってしまう。必ず、こうなる。欲が、出る。これも、写真を趣味としている人の、共通する「宿命」のようだが、その話を聞いているだけでも、ワクワクしてしまう。


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