
上図は、「先見塾」に参加する企業スタッフ研修用に作成したものである。社会人となり、ヒューマンコミュニケーションにおいて、騙されたり、裏切られたり、そして利用されたりと、疲れ果てている人も多かろうと推察する次第。
幼い頃から悪人がいるはずがないと思いたいが、大人になる過程において、どこで歪んだのか、どこで思考回路が崩れたのか分からないが、規格外におかしな人が暗躍している。
猫撫で声で、子供大好きのように見せ掛けて近寄る、詐欺師や新興宗教勧誘の輩。根拠もなく、夢のように大きな話を持ち込むコーディネーター。あちこちに足を運んでは、季節の土産物を貰いに行く、さもしい輩たち。
仕事現場では、自分の気に入らぬ人間をターゲットにして、日頃から、作為的に虐めや嫌がらせ、難癖をつけたがる上司。また、上司に忖度ばかりをして、ライバル同僚までをも裏切り、落とし込む輩。
新卒から社会人となり、「こんなに汚いの?」、「こんなに、ドロドロしているの?」、「恐怖政治の会社で、皆おかしくなっている!」、「パワハラ、セクハラ関係ないの?」と、愕然とする若者も少なくはない。
随分前に、何重もの「同心円ヒューマンリレーション図」を、当時のリコーの東京講演会で、筆者オリジナル図として配布したことがあるが、今回、ちょいとアレンジして、「先見塾」の資料として作ってみたのだった。
「人格者との接点を最優先せよ!」、「怪しい人との接点は持つな!」、「お付き合いで安請け合いするな!」という事だが、世の中、これがなかなか出来ない人が多い。畢竟、「自分は自分で守るが鉄則」を肝に銘じて欲しい。
蛇足だが、昔作成した「同心円ヒューマンリレーション図」は、数年後、竹村健一氏の書籍に、全く同じ図が掲載されていたのには驚いた。まあ、人間、考えることは同じなのだろうと苦笑いをしてしまった。
▼人との接点は「如水」が一番

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