▼珈琲アローの店主 八井巌さん
本当に久しぶりに、珈琲アローに足を運んだ。店主は八井巌さん。37年来のお付き合いである。同店は1964年、東京オリンピックの年にオープンして、54年が経つという、老舗コーヒー専門店である。
珈琲の種類は、唯一、琥珀色の珈琲のみ。常連さんは、先ずは水の平焼(天草)の青ナマコのカップで一杯目を楽しみ、次に同じく水の平焼の赤ナマコのカップで二杯目を楽しむ。本日は、次の予定が入っていたので長居できないので、一杯を飲み干し、少々お喋りをして店を出た。
今日の店主は以前足を運んだ時よりも、ずっと若く見えた。とても82歳の方とは思えない。滑舌も確かで、ギラギラの眼光は変わりない。店主はずっと立ちっ放し。延々と仕事に傾注し、お昼前から店が終わるまで、昼食も夕飯も一切摂らないと言う。
1日、15杯から20杯の琥珀色の珈琲を飲みながら、仕事を続ける店主。昔からのファンも多く、平日と言えども、次から次へと客が入ってくる。ラッキーだったのは、佐賀県鳥栖市から舞い降りたご婦人。たまたまスマホを使ってネットで探していたら、珈琲アローに辿り着いたと言っていた。
ご婦人は新聞記事を読みながら、「こんなに凄い方々が、こちらのお店に沢山来られているんですね!」と驚いていたようだ。そこで、間髪を容れず、昔の曲「コーヒー・ルンバ(西田佐知子)」にあるように、本物の珈琲は「琥珀色」であることを強調しておいた。
▼琥珀色の珈琲(赤ナマコのコーヒーカップ)
◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/
世界で唯一の琥珀色の珈琲 54年の歴史ある喫茶店 1964年創業 コーヒー専門店 珈琲アロー 老舗
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