
この一週間は、自宅で久し振りにカレーを作ったこともあり、カレー尽くしであった。自宅のカレーは、2日目が一番美味いが、3日連続食し、取材先でも2店舗のレストランカレーを2種食した。
幼い頃の思い出は、母の手作りカレーである。ルーから作っていたので、結構手間暇かけており、その味は今でも忘れることはない。ただ、しっかりとしたレシピを教えてもらわなかったので、ルーの粘度や香り、味は分かるものの、香辛料の全種類や配合がアバウトなままである。
歳を重ねるに伴い眼が不自由となり、手間暇かけぬようになった母は、市販されているルーを使うようになった。数ある市販ルーから選んだのは、ジャワカレー(辛)とゴールデンカレー(辛)。それらをミックスし調理していた。先般作ったカレーも、同じ市販のカレールーを使い作った。
日本国内に、カレーは大抵のレストランにはメニューに含まれていることが多い。昔のようにカレー専門店は激減したものの、百貨店やシティーホテル、リゾートホテルなどのレストランや喫茶店では、多種多様なカレーを食せるのが日本である。
写真は、熊本ホテルキャッスルのダイニングキッチン九曜杏のビーフカレー。同ホテルの伝統的なルーである。洋風カレーのようにブラウンではなく、若干、キーマカレーの色合いで、粘度は高い方だ。
辛さは、老若男女に対して、一番無難なレベルであろうと思われるが、筆者としては、少々辛さを増した方が良い。最近では、気心が知れるシェフに合図を送れば、筆者好みに仕上げてくれるので、その刺激との戦闘態勢に入り、吹き出す汗と闘う訳だ。ちなみに、今回のルーは、同レストランのセカンドシェフによるもの。
ガラス越しに、「大丈夫ですか?」との合図に、「美味しかった!」と手旗信号を送った。


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