
正直なところ、「こんなところに、公園?」と疑ってしまうようなものだった。自然に対して人工物が織り込まれたような、不思議な感じを受けた。歴史的な遺産でもなく、山手の新興住宅が密集し、それに囲まれたようなロケーションにある。
ため池に鯉がいたようだが、この公園のコンセプトがあまり分からない。「宝くじ・・云々」と書かれていたが、何かアンバランスな施設のように思えてならない。
熊本市及びその周辺には、とても不思議な公園が多く点在している。スポーツ施設もあれば、無意味にだだっ広い敷地の公園、湧き水が濁り枯れそうな公園、野鳥も飛来しないような広場・・・いろんなタイプの公園がある訳だ。
当時予算がありきで、地域住民の要請があるから作った公園も沢山あろうが、公衆トイレも完備し完成させるのは良いけれども、その後のメンテナンス、維持管理が徹底できない公園が多いように思えてならない。結局、施設はジリ貧となり、誰も訪れることなく朽ちて行く。
このような税金の無駄遣いのような、思いつきのピンポイント公園事業は、ご遠慮願いたいと思うばかりである。利用する側にも問題がないとは言えない。持ち込んだゴミは自宅へ持ち帰る。それが常識だが、焚き火やバーベキューを行なった痕跡などがあり、その施設全体を汚して帰っているのである。トイレも汚したままで放置の状態。
畢竟、日本人精神文化の低迷が危惧されるのではなかろうかと・・・。公園は公的施設なのだから、維持管理徹底のために、利用料(公園利用税)を徴収すべきだと考える次第。・・・他の税金により補填するものではない。何故なら、公園を利用する人より、利用しない人の方が圧倒的に多いはずだから・・・。





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