▼八景水谷公園の青鷺

魚獲りが下手な青鷺は、見た目は怖いけれども、動きは実に面白い。以前取材の中で、傾斜角のあるところから小魚を狙って、突っ込んだ時のシーンは今でも忘れられない。「君は野生ですか?」と問いたくなるほど、下手だった。一歩目の右足でよろっとして、二歩目の左足で前に落ち、結局、目の前の魚を逃してしまった。
横顔は、頭部のイメージが落ち武者のように見える。真後ろから見たら、ただの禿げだが、これもご愛嬌である。年々頭頂部が薄っすらとなって行く男性にとっては、特に、青鷺のヘアスタイルに共鳴してしまう。
つい先ほどのテレビ番組で、家と煙突、そして池と生き物を書くような、心理テストがあっていた。生き物は「性」への心理を表すようで、鳥などが自由に飛んでいる姿であれば、すこぶるロマンチストらしい。筆者も描いてみたが、鳥は鳥でも、大きな池の淵で白鷺が獲物を狙っている絵だった。・・・飛んでないのが少々気になるが、まあ、それはそれとして甘受しようかと。
▼橋の上で鯉に餌やりをするファミリーと、初心者マークをつけて池の淵を走る月光仮面。

▼取材風景

◎Behance(Photo by Chikao NISHIDA)
https://www.behance.net/chikaonishida

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