
個展開催中に、ギャラリー横の壁際のソファに座って居ると、眼前で色んな人間模様を観察することになる。
初日から熱心に足を運び、一点一点をじっくりと鑑賞して頂く方、各作品のサムネールとタイトルを見ながら、展示されている作品と見比べながら微笑んでいる方。ご挨拶に来られて、作品の説明を求める方もいらっしゃる。とても有難いことである。
しかし、そんな心地よい空間で、想定外にデリカシーのない方々に遭遇して、何度か固まった。飾られた花々をいじって嗅いだりする方。芳名帳に記入することもなく、記入欄を勝手に覗いて、誰が来ているかをチェックする方。仏頂面して作品を駆け足で見ている方。小冊子「如水」だけを持ち帰ろうとする方。
更には、静かに鑑賞されている人を背にして、大声で笑い転げたり、大きな荷物をソファーにドンと音を立てて置いたり、正面受付テーブルの上にある芳名帳やサムネール出力用紙の上に、自分のカバンを置いて、携帯電話で大声で話している方も居た。
不肖私目の個展ではあるが、ささやかながら、伝えたいメッセージがある。それは、「故郷への想い」、「熊本城復興への願い」、「生きるものの力強さ」を今回のテーマ(公開していない)としていたが、上述のようにデリカシーのない、モラルなき方々には、到底伝わることもなく、とても不愉快にならざるを得なくなる。
子どもの躾では、あれこれするなと厳しい言葉を言い放つ大人が、子供の手本になるならぬことを平気で遣っているのだから、洒落にもならない。子は親の背中を見て育つ。よって、大人は、しっかりとしたお手本を示して、子育てに励んでいただければと・・・。
▼山鹿市内外から立ち寄ってくれた知人、友人たち。




▼芳名帳にご記入いただいた方へ贈る小冊子「如水」


◎ロゼッタストーン公式サイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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