
今回は、八景水谷公園へと足を運んだ。水の科学館は月曜日が休館日なので大丈夫。無料駐車場も使え、久しぶりに野良猫たちとも会えるかと・・・。午後3時半頃だったので、やや陽射しはあるものの、木陰の冷たい風を感じながら、歩いて行った。
愛犬の散歩が圧倒的に多い同公園。本日もミニダックスなど数頭は通り過ぎて行ったような気がする。ウィークデイなので、人の姿も少ないためか、野鳥たちは落ち着きはらっており、園内はとても静かである。
大鷺、中鷺、小鷺、青鷺やヒドリガモの姿があったが、一番気になるカイツブリ。水中をイルカのように泳ぎ回る姿に目が行った。
カイツブリにじわじわと距離を詰めながら、遊水池の淵を歩いていると、ちょうど小魚を追い始めたので、その場でレンズを向けたまま待つことにした。期待通り、カイツブリは小魚を咥えて水面に浮上した。
ファインダーで見る限り、すぐに飲み込むかと連写すると、なかなか飲み込まない。撮影した写真を見ると、自分の目玉よりも大きな目玉の魚を咥えている。どう見ても、カイツブリの口の大きさよりも、魚の胴体が大きいので、悪戦苦闘しているようだ。
何度も咥え変えたり、水中に落としたりして、何とか喰べようとしていると、いつの間にか、魚の姿が見えなくなった。多分、魚も逃げる機会をじっと伺って、一瞬の隙をついて逃げたに違いない。
カイツブリの表情はポーカーフェイスだが、水中を何度か覗き込んでいたが、とうとう諦めてしまった。その後、バタバタと体にまとわりついた水滴を払いのけ、向こう岸へと・・・。
小さい体で、俊敏な動きのカイツブリ。後ろ姿は、モフモフしたお尻が印象的で可愛いが、FacebookやInstagramなのでアップしても人気のなさは、トランプ以上だろうと。
大物狙いの筆者であったが、先ずは、小物の挙動の面白さに魅せられた撮影となった。・・・何はともあれ、小さな自然に接する時間は、すこぶる貴重なものである。日頃の疲れがすっ飛ぶくらいに、取材を楽しませてくれたカイツブリに、この場を借りて感謝する次第。
▼獲物を追いまくるカイツブリ

▼ゲットした最中が想定外にでっかい様子

▼獲物を逃して水中を覗くカイツブリ

▼パタパタとハチドリのように水を払いのけるカイツブリ

▼本日の取材風景

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