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熊本地震と八景水谷公園

▼水の科学館
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 昨年より、八景水谷公園へ何度足を運んだろうか!?・・・オフィス近くに、こんなに素敵な自然があるとはつゆ知らず。時間さえあれば、一眼レフデジカメと超望遠を背負って、さっと車で駆け付ける。

 湧水池には、多くの鯉が飼われており、あちこちに野鳥の声がする。とても心休まる、所謂、小さな自然動物園だが、その玄関口となっている水の科学館へは、休日には大勢の親子連れが集まってくる。・・・知る人ぞ知る、熊本第一号上水道になったところとして、郷土史に記録されているほどだ。

 激震後の熊本市内は、主要水道管が次々に壊れ、ほぼ全域が長期断水となった。当時、同館館長の判断で、広い敷地は避難用駐車場として開放され、八景水谷の水は多くの人々の命を救ったことになる。水汲み場では、皆は長蛇の列を作り、じっと我慢して互いに譲り合い、静かに自分の水汲みの番を待っている姿が印象深かかった。

 熊本市は、伏流水のお陰で、大半の家庭は地下水で事足りるほど、美味しい水が豊富である。しかし、水が豊富であるが故に、その恩恵への感謝の念を忘れがちだった筆者。されど、大地震による異常なる広域断水となれば話は違ってくる。どこの水道蛇口を捻っても、水の気配さえ感じない不安な日々が続いた。・・・それを静かに支えてくれたのが、八景水谷水源だった。

 
▼ヒドリガモのランデブー
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▼取材風景(NIKON D500+SIGMA 150-600mm)
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/1/31 12:00 am

豊前街道の「腹切坂」・・・

 一昨日のこと。山鹿市にある有働サイクルを訪ね、帰り際に「あっ!是非取材してもらいたいところがあっとですよ!」と教えてくれたのが、隣町にある「腹切坂」だった。Google Mapsを見ながらの説明だったので、その場でしっかりと頭にインプット。

 古代の森(山鹿市)の細道から和水町側へ入ると、江戸時代の豊前街道の一部(五百数十メートルの坂)が、そのままの状態で残っていると言う。駐車場などないので、農道の際に停めて、カメラだけ持って足を運び入れた。

 幅3メートルほどの道は、昔は参勤交代や住民の生活道路として使用されていたもの。現在は一切使われず、古き時代、多くの人々が踏み固めた土の上に、苔がびっしりと覆い被さり、あたかも、深緑色の絨毯のようだ。苔のクッションのお陰で、坂を下りる時も、上る時も、衝撃を上手く吸収してくれて、足首や膝、腰が楽だった。

 筆者のイメージでは、まっすぐ伸びた街道が木々に囲まれ、その奥からの圧縮効果を狙って、超望遠レンズを持参したのだが、最終的には24mm広角レンズをお借りして、全体像が分かるように数枚撮影した。やはり、取材は手抜きで楽をすると、結局、このような素晴らしい被写体があろうとも、ファイダーに収まらなくなる。・・・深く反省。

 いつになるか分からないが、近い内に「腹切坂」をじっくりと取材しようと思っているが、イノシシがたまに出ると言う情報もあるので、十二分に警戒しながら、撮影に臨みたいと・・・。


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▼取材ランチ:イタリー亭(山鹿市)
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▼取材風景
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▼豊前街道 腹切坂
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  • posted by Chikao Nishida at 2017/1/30 12:00 am

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