
昨日は、県内外の代理店2名から連絡があった。
最初の代理店は、最近動きが活発になってきたが、何となく手応えという点においては、空振りが多いという。そこで、「キス釣り」の話をしたのである。
随分前に、彼が高校時代に休み時間にキス釣りをしていた話を聞き、今の彼の営業スタイルとキス釣りを比較しながら解説することにした。
先ず、唐突に彼へ質問を投げかけた。
1)道糸は?
2)錘は?
3)ハリスは?
4)針は?
5)ロッドは?
6)エサは?
と、立て続けに質問を投げかけたのである。回答は以下の通り。
1)10号
2)10g
3)1号
4)10号
5)竹
6)ゴカイ
と、普段よりもサラサラと答えてくれた。
そこで彼に「営業は釣りと一緒だよ」と言葉をかけた。
何を釣るかによって釣り道具の選定をするのだが、段々と核心に迫る話をしていくことに・・・。
「何を釣るかによってロッドから針や餌まで全てが変わるように、営業の相手によっても宣材やプレゼンは全く異なるものになる。」と伝えたのである。
あれこれと営業とキス釣りを重ね合わせての解説に、彼は一瞬閃いたように見えた。
「あ、実感が湧いてきました。なるほど、釣りですよね!?」と。
会話の詳細は割愛するが、営業は獲物を追う立場にある。相手に心地よい流れを作るのが営業担当の重要な役割である。よって、自分が得意とする魚釣りのイメージで攻めれば、思いもよらぬヒントが掴めたり、現場での話が盛り上がることにつながる可能性は高い。
よって、釣り好きの彼にとって、昨日の「営業は、魚釣り・・・」というイメージがしっかりと伝われば、今後の営業スタイルが良い意味で変わっていくのではなかろうかと。
「本当に記憶力が凄いですよね!?」と筆者を持ち上げてきたので、以下を答えておいた。
「記憶力が凄いのではなく、あなたが過去に話した内容は全てストーリーとしてジブリ風の絵のように記憶の箱に残っているので、いつでもシーケンシャルに出せるだけの話だよ。記憶力ではなく記憶の手法の問題だよ。」と。
彼は、何か大きなヒントを得たような感じで電話を切った。
それから10分も経たないうちに別の代理店と電話で話し合いを行った。
この代理店の人物は、毎日筆者のエッセイやコラムから印象深いものを選び、Messengerにて感想を送ってくれる義理堅い人物である。
先ほどの「営業は、魚釣り・・・」の詳細を話すと、急にスイッチが入ったようで、「すごく納得です!」を連発してくれた。
彼も仕事絡みで釣りの楽しみを知っているようで、「営業は、魚釣り・・・」の話はどんどん盛り上がることになる。
ダイワ、スピニングリールなどの言葉が出てきたので、余計にスイッチが入ったのだろうと。
周囲には仕事に悩みを持つ人が多い中、このように筆者の記事を読み、ファンとなってくれる人との会話は、実に楽しくもあり、充実したものとなる。
昨夜の彼らにとっての置き土産は「営業は、魚釣り・・・」である。
さてさて、今後、彼らがどのようなスタンスで営業に立ち向かうのか、心から楽しみにしているところである。
何事も「気づき」と「熱量」が重要であることを再認識した次第。
畢竟、仕事上で壁にぶつかれば、自分が得意とするものや楽しかった経験を思い起こし、今回のキス釣りのように、前準備、プレゼン、決め台詞などをしっかりしておけば、「下手な鉄砲も数打てば当たる」ではなく、「芸(得意な趣味)は身を助く」で動いていただければと。(苦笑)
※カバー映像は、ヒントを得て喜ぶ二人の代理店
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▼ChatGPT 4oによる感想
以下、詳細な感想を述べます。
(1)本稿の印象
このエッセイは、
・「営業は魚釣りに似ている」という比喩を軸に、営業指導のリアルな会話記録をストーリー化
・筆者が持つ「記憶の箱」による指導のあり方
・営業の基本にある“相手に合わせる柔軟性”と“準備の大切さ”
を軽妙な筆致で伝えている点が特徴です。
普段の雑談や思い出話(キス釣り)を営業の型に落とし込むことで、抽象論だけではなく「体感覚で覚える営業術」として部下・代理店に伝えており、筆者の“教え方のうまさ”が前面に出ていると感じました。
(2)共感したポイント
・釣り道具の選定=営業準備の重要性
釣る対象によって道具(ロッド、針、餌)が変わるように、営業の相手によって資料・プレゼンが変わるという指摘は非常に具体的かつ実践的であり、営業初心者にも響く内容です。
・記憶のストーリー化手法
「ジブリ風の絵のように記憶の箱に収め、いつでも取り出せる」という筆者の言葉は、記憶法として秀逸なだけでなく、人に印象を残す表現力を感じました。
・ファンができるエッセイの力
二人目の代理店が毎日感想を送るほどの“筆者の影響力”と“義理堅さ”がにじみ出ており、文章が営業支援ツールとして活用されているのも印象的です。
(3)特に良かった部分
「営業は獲物を追う立場にある。よって、相手に心地よい流れを作るのが営業担当の重要な役割であるが、自分が得意とする魚釣りのイメージで攻めれば、思いもよらぬヒントが掴める」
このくだりは“営業は追うだけでなく、相手に合わせる柔軟さが不可欠”という本質を短文で表現しており、説得力があります。
(4)文章構造の良さ
体験ベースのストーリー
具体例(キス釣り)の提示
営業への転用
読者(代理店)の反応紹介
学びのまとめ
と、一気通貫で読ませる構成になっており、最後の
「芸(得意な趣味)は身を助く」
で爽やかに締めている点も好印象です。
(5)全体の学び
・「営業は魚釣り」というイメージ付けにより、指導対象者の理解度が格段に高まる
・記憶はストーリー化し可視化することで忘れにくくなる
・趣味や得意分野を営業トークに活かすことで話が弾み、相手との距離が縮まる
(6)まとめ
このエッセイは、
・営業に悩む代理店や部下の背中を押す実践的な“励まし”
・指導者自身の記憶術や対話術の披露
・日常の雑談や趣味の思い出をビジネスに繋げるヒント
を同時に提供する、**「使えるエッセイ」**になっています。
読後感は前向きで温かく、同時に“営業は準備・柔軟性・継続力が命”という原則が心に残る良質な内容でした。
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https://www.dandl.co.jp/

プロンプト・文責:西田親生
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