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想い出深き、小野泉水公園へ。

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 先般、熊本市植木町にある小野泉水公園へ足を運び入れた。

 同公園は、十数年前まで内田皿山焼の「小町楞窯」があった処である。窯元の主人は、筆者の親しい知人でもあったが、数々の賞をとりながら、残念ながら、50歳という若さで亡くなった。窯があったところは荒れ果て、「国破れて山河あり」の感慨を覚える処でもある。

 新聞社時代に、彼と共に、東京都目白にお住いの小笠原忠統氏(小笠原家第32代当主、伯爵、小笠原惣領家第三十二世/1919年〜1996年)を訪ねたこともあり、彼の作品が30箱だったろうか、小笠原流礼法茶器セットとして採用されたのだった。

 「小笠原先生の箱書きが1日1つと仰って、30箱ができるのが、1ヶ月くらい掛かります!」と嘆いていたことを思い出す。しかし、その後、東京高輪プリンスホテルにて、小笠原忠統氏から喜多流の喜多六平太氏をご紹介いただくなど、今になっては、一生想い出に残るものとなった。

 昔話ではあるが、30年ほど前のこと。よって、この小野泉水公園に立ち寄ると、その当時のことが走馬灯のように想い出されるのである。蛇足だが、小笠原忠統氏と筆者との出逢いは、その窯元で咳をされて苦しそうなご老人がおられ、そこに、筆者がお茶を持って行ったのが切っ掛けだった。

 いつの日か、小笠原忠統氏の墓前にお参りに行きたいと思っているのだが・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/13 12:00 am

12月10日、旧細川刑部邸へ。

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 震災後、旧細川刑部邸の一般公開が11月25日から12月11日までと聞いていたので、10日、陽が傾きかける頃に足を運んだ。夜は、午後8時までライトアップも楽しめるようだが、所用があって、午後5時までの滞在となり、残念ながらライトアップの撮影はできなかった。

 旧細川刑部邸は、筆者にとっては憩いの場の一つ。トイレが完備されてないが、それを除けば、ゆっくりと邸内を散歩方々、撮影を楽しんだり、駐車場の車内にて撮影した写真をプレビューしたり、SNSにアップできる、安心安全な場所である。ただ、駐車料金が高めの設定なので、県外から訪れる観光客には少々不親切な気がする。

 紅葉はすでに終わりに近づきつつあるようだ。欲を言えば・・・同庭園を取材するのは、雨上がりの方が風情があり、美しい写真が撮れるので、再度、一般公開の機会があれば、雨上がりを狙って、江戸時代へワープしたいと、楽しみにしている次第。

 今回、気づいたことだが、邸内には次から次へと観光客や写真愛好家が大勢足を運び入れ、一眼レフやスマホで撮影している人ばかり。しかし、撮影のルールというか、モラルというか、マナーが全然なっていないのである。

 例えば、アングルの良い場所で、ずっと両手を伸ばしたままスマホで撮影し、1枚を写しては確認、消しては、また撮影と、延々と同じ場所から動かない。更に、人が被写体にレンズを向けて撮影中に、会釈もなく、レンズの前を遮りながら歩いたりと、自分のことしか見えない子供のような大人ばかりに、ウンザリしてしまった。これもまた、育ち、躾の問題なのだろうと・・・。


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▼取材ランチ:25年ぶり再会したシェフの料理
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▼取材風景
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  • posted by Chikao Nishida at 2016/12/12 12:00 am

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