
PCにインストールしたAdobe PhotoshopやIllustratorをちょっと齧れば、「1億総クリエーターの時代」と豪語して、素人軍団がアーティスティックで神聖な領域に足を踏み入れる。センスの無さなどお構いなしの駄作ばかりが巷に溢れ、価値観の歪みを生じさせている。
ネット時代となり、Homepage builderや無償Blog、Facebookをちょっと齧れば、これまた素人軍団が勉強会と称して、参加費(木戸銭)を取り、根拠の無い夢ばかりを語る。よって、価値観の歪みを助長している。
企業として、店舗として、未だに公式サイトを保有していないところは、正直なところ、それなりのレベルであり、それなりの価値観で物事を判断する尺度しか持ち合わせていない。(相当実力があり、大勢のファンや顧客を保有するところは別格!)
例えば、ある組合組織のネット事業を垣間見ると、合同の公式ブログが存在してはいるものの、全てが「どんぐりの背比べ」に過ぎず、その稚拙極まりない企画やコンテンツ、偏りのあるもので十分自己満足している訳だが、ここでも浅はかな素人軍団の「勘違い」が、低空飛行の元凶となっている。
写真上のように、せっかく大輪の花を咲かせたヒマワリだが、アブラムシ、芋虫などの害虫により、花も葉も、ボロボロになっている。見た目も悪く、息絶え絶えの状態となる。「虫食い」や「ふ」ができ、今にも花が枯れ落ちそうな「辻が花」の世界であれば、その「侘び寂び」を十分楽しませてくれるのだろうが・・・。
1994年以来、ネット事業を展開して来た中で思うことは、社内や団体組織に中途半端な素人をネット担当にしないことである。今ではスマホ、タブレット、パソコンなどを操るのは、小学生でもできる話だ。ただ、デジタル嫌いの年配族が、逃げに転じ、その核となる部分を無責任にも丸投げするから、価値観に歪みが生じ、日々低空飛行をやってしまうの繰り返しをするに留まる。
さて、あなたの会社、団体、組合などの公式サイトは、しっかりとしたコンテンツの状態であるか否か、検証されては如何だろうか!?そして、間違いのないベクトルで運営されているかも、確と見られることをお薦めしたい。
最後に・・・
蛇足であるが、ある文化事業関連の公式サイトを拝見させていただいた。立ち上がって既に4年以上が経っている。しかし、僅か8000件のアクセス。これを多いか少ないかと言えば、はっきり申し上げて、少なすぎる。数百人の会員(裾野までカウントすれば数万人)の公式サイトで、1年間に僅か2000のアクセスで運営されているのであれば、その公式サイトの存在価値は皆無となる。無駄な経費ばかりが飛んで行くのである。
その担当者が、ネットの仕組みやコンテンツなどのノウハウも基本から学んでいないから、上記のようになるのは当然のことではあるが・・・。

▼ロゼッタストーン公式ポータルサイト(since 1995)
http://www.dandl.co.jp/

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