
戌亥櫓の惨状を今は見たくなかったので、左に折れて、加藤神社や宇土櫓へと足を運んだ。しかし、またもや眼前に広がってきたのは、熊本地震の爪痕ばかりだ。
加藤神社鳥居左の狛犬は一度落ちたようで、頭部が欠けていた。同神社の左石垣もゴロゴロと転がっていた。4月14日、そして16日。この地も予想ははるかに超えた揺れがあったに違いない。
また鳥居から出て、宇土櫓を覗いてみた。以前、「宇土櫓は、健在なり!」と記事で書いたものの、よく見ると、健全であると安直に言えない状況であった。宇土櫓は熊本城の櫓の中では、20メートルほどの石垣の上に建っている。確か、一番高い石垣であったと記憶してる。
確かに宇土櫓は最小限の被害状況であるには違いないが、右手の塀は全て崩壊していた。ハリボテのベニヤで作られた映画のセットのように、ペチャンコとなっている。望遠を最大にセットして、宇土櫓後方に見える大天守や小天守の被害状況を見ることに・・・。
これは色々と語るよりも、写真をそのままご覧いただければ、その被害の大きさが実寸大でお届けできるものかと・・・。







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