
4月14日、熊本地震の僅か5時間前に訪れた「竜門ダム」。この撮影を終えて、帰り際、孔子公園に立ち寄ったが、その夜にマグニチュード6.5の大地震に見舞われるとは、予測だにしなかった。
初めて訪れた「竜門ダム」。まるで海外の有名な湖にでも訪れたかのように、「絶景かな!」の一言。撮影する前に美しい水面に見とれてしまい、撮影を忘れるほどである。それから車でダムの上を走り、駐車場に辿り着いた。そこには大型バイクでやって来た男性が一人居たが、スマホで数枚の写真を撮影し、さっさと帰って行った。
ダムには鯉と龍のオブジェが飾られ、平成14年3月竣工とある。こんなに見事なダムが菊池市にあったのかと、ただただ驚くばかりである。藤の花も咲き始め、新緑と濃い緑と青々とした水面の組み合わせは、筆舌に尽くし難く、アーティスティックであった。
そこに立つ自分が実に小さく見えた。よって、スケールの大きなダムにカメラを向けるのが精一杯となり、そこには自然に立ち向かう人間の姿を垣間見たのだった。今回の地震を考えれば、自然への挑戦が果たして正しいことなのか否か、今記事を書きながら、首を傾げる私が居るのは否めない。
もし、このダムが大地震によって崩壊したらどうなるのかイメージしただけでも、ぞっとする。世界に誇る日本の技術力を結集して建造されたに違いないが、余震が多発しているために、妙な妄想にかられてしまうのである。今回の大地震がトラウマとなり、足が若干重めになってしまった。自然に逆らえば、必ず想定外のものが返ってくる。そういう事だろうと・・・。
それから第2波であるマグニチュード7.3を体験したのだから、何とも言えぬ気持ちとなってしまった。








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