
義援金や救援物資提供の話を、自ら派手派手に名乗るものではない。それは、周囲の第三者が確と見ている訳だから、第三者やマスコミが評価を行うべきもの。また、提供を受けた人たちは黙っていても、心から深く感謝されているはずである。
Facebookなどを見ると、大人気ない中年が、やけにお祭り騒ぎのようにガッツポーズをして、毎回毎回写真をアップしている始末。取るに足らぬ稚拙な行為だが、自らを仰々しく名乗るのは、明らかに「売名行為」に過ぎない。心ない偽善者と看做される可能性が高い。また、それに共鳴してシェアして騒ぎ立てるのも、同じ穴の狢。
今回の熊本地震によって尊い命を絶たれた多くの方々、そしてご遺族。上述の稚拙な行為が、仮に元気づけのつもりであったとしても、心に深い傷を受けた方々には、逆鱗に触れるような気持ちになられるに違いない。私の親しい友人の大先輩が犠牲となった。先日、かなり落ち込んでいたが、友人でさえもその悲しさに苛まれているのが現状だ。
申し訳ないが、黙って静かに義援金や救援物資などを提供する姿勢が好ましい。もし、配布する日時や場所が確定しているのであれば、公式サイトやSNS上で坦々と披露するのが賢明な人間の採る行動である。
畢竟、このような大災害の時にこそ、人格がよく見え隠れするということだ。
▼助け合う親子達

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