▼元気一杯のカメラマン

小雨となった熊本市内。思い切って、雨天撮影用機材(NIKON D600+SIGMA 50mm廉価版 f1.4)を持ち込み、ポツンポツンと雨が降る頃を見計らって、旧細川刑部邸の入り口付近を撮影することにした。
以前、ロゼッタストーンメンバーとの撮影会会場にもなった旧細川刑部邸。庭の手入れが行き届き、思った以上に、国内外からの観光客が足を運び入れる。今回は、京都から4人ほどの若い女性の姿も見受けられたが、中には、高齢者のカメラマンがプロ顔負けのコスチュームでシャッターを押していた。
同邸は観光施設としては地味な方である。しかし、何といっても庭園とその建物が素晴らしい。特に、紅葉の季節となれば、石畳の真っ直ぐに伸びる小道が、和の空間をぐっと引き立ててくれる。特に、雨の日のリフレクションがたまらない。
温暖化により曖昧な四季の移り変わりとなってしまった熊本市。平野部では色鮮やかな紅葉を見ることが少なくなってきている。同邸正門近くの大きな銀杏もてっぺんから葉が落ちてしまい、そこは2羽のカラスの火の見櫓と化していた。
個人的に大好きな旧細川刑部邸。小雨にも関わらず、熟年夫婦やカップル、そして若い女性が次から次へと、夕刻というのに足を運んでくるのだった。
レンズにたくさん雨粒が付着してしまったけれども、夕刻、そして小雨。・・・この柔らかな光を求めて撮影するには、手持ち撮影であれば明るいレンズをお勧めしたい。思ったよりも色乗りも良く、柔らく射し込む光の演出に、シャッターを押すのを忘れるほど、同邸の庭木や長塀は素晴らしい。
ちなみに、撮影した時間帯は、午後4時前後であった。






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