▼ハートのある「ローストチキン」

昨日、ふと思ったことだった。
いつも食べている「ローストチキン」を撮影しようとすると、何となく、寂しく冷めた感じを受けた。何故か料理人のハートが伝わってこない。私が体調が悪い訳でもなく、料理の味はいつもの味で旨いのだが、何処かが違う。それが何なのか考えてみた。同じ食材で、同じ調理法で、どうしてここまで印象が違うのか!?・・・写真上は、ハートを感じた「ローストチキン」。写真下が、ハートを感じなかった「ローストチキン」である。
まず、メインとなる「ローストチキン」の焼き加減である。外側はパリパリ、中ジューシーが命の「ローストチキン」。そこに大きな違いがあったようにも思えた。しかし、種入りマスタードや胡椒や塩を添えているか否かでも、シェフの心配りに歴然と差があることに気づいた。さらに、香草を添えて、盛り付け、彩のバランスまで考えた写真上の「ローストチキン」が、当然に写真映りも良いという訳だ。
お客としての私のスタンスは、全く変わっていない。しかし、このように同じ料理でも、ハートが伝わる料理とそうでない料理とは、全く別物になってしまう。・・・料理は本当に正直なもので、調理人の今の心までをもダイレクトに伝えるのである。
▼ハートのない「ローストチキン」

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