
熊本ホテルキャッスル 九曜杏の料理長へ、メニューにないけれども、「クラシックタイプのオムライス」をオーダーすることにした。数日前、オムライスが美味しい大津町の店に行ったところ、ランチタイムにはないと言うことで、どうしてもオムライスを食べたくなったからだ。
写真のように、手際のよいオムライスの作り方を目前に取材すると、「なるほど、ここでパンをトンと叩くと、パンと卵の間に隙間が空き、卵がスルスルと動くんだ!」と独り言を呟きながら、撮影して行ったのだった・・・。調理過程は以下の通り。
先ず、鶏肉やキノコを炒め、そこにケチャップを適量落とし、さらに炒める。しっとりとなった頃に、バターを落とし、白ご飯を入れ、さらに炒める。炒め終わったら隣に置き、別のパンに油をさして、卵を入れ、パンを揺すりながら菜箸で軽くかき回す。
ここで強い火力を直火でやれば卵が焦げるので、パンと火との距離をある程度保ちながら、頃合いを見て、先ほどのケチャップご飯を中央に乗せる。
しかし、これからがオムライス作りの山となる。パンを宙に上げ、パンの取っ手をトントンと叩きながら、卵がケチャップご飯を巻きつくように滑らせて行かねばならない。
菜箸で形を整えながら、卵が巻きつけば、後は、皿を約45度に傾け、そこにパンからオムライスの塊を移すことになる。・・・これで、「クラシックタイプのオムライス」の完成。
見たことを言葉で伝えることは簡単だが、これを短時間の内に手際よくできるためには、結構な訓練が必要だと思った次第。ウェイトレスも後学の為と、ガラス越しに見学していたが、「途中まではできるかなと思ったのですが、ちょっと、無理です!」と苦笑いをしていたようだった。




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