
写真群は、すべて熊本ホテルキャッスルのレストランで取材したものだ。本日は、そのステーキの切り方やトッピングについて、少々話をすることに・・・。
レストランのテーブルに座り、その周囲を見回すと、たまたまステーキを食している人の、その食べ方がいつも気になってしまう。
大抵の場合は、フォークとナイフが準備してあるので、左手にフォーク、右手にナイフを持つ。ところが、そのナイフをノコギリのように前後に引いている人や、ナイフを上から強く押さえつけて潰すような切り方で食べている人をよく見かける。・・・そんなに力まなくても良いけれども・・・。
また、ステーキ全体を切り刻み、それを時間を掛けて食べる人も居る。できることなら、切ったものを次から次に食すことをオススメしたい。何故なら、切った面は、時間が経てば空気に触れて乾いたり、折角のジューシーな肉質を損なう場合もあるのだ。
食べ物は、刺身も肉も同様に、切れ目の角が立って、スパッと切れているものの方が、食感も良く、美味しくいただける。しかし、上述のように、ノコギリのようにギコギコ引いたり、グシャッと押しつぶしては、折角の美味しいステーキが、不味くなってしまう。
先ずは、フォークを分厚い肉の左側に刺し、ナイフを肉の向こう側に鋭角に滑らせ(ここで若干切れ目ができる)、間髪を入れず手前に一度引くだけで、綺麗に肉が切れるのである。よって、皿がキーキー鳴くように、力を入れる必要もない訳だ。
ドライエージングされた肉については、フォークで刺し、ナイフを当てるだけで、肉の繊維がさらっと離れ、切らずに食すことができる。しかし、このような熟成肉は、なかなかお目にかかることもなく、高級ステーキハウスでの中でも、本物のドライエージングの極上肉を取り扱う処は、非常に少ない。
ステーキは、原則として塩と胡椒だけで食すのが、シンプルでもあり、一番美味しい食し方である。しかし、それは人それぞれ好みがあるので、ドミグラスソース、トリュフベースのソース、和わさび、ホワイトラディッシュ、ガーリックチップなどなど・・・色んなトッピングを楽しみながら食せば良いと考える次第。




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