ロゼッタストーンBLOGニュース

The Rosetta Stone Blog

人生・・雨のち曇り、時々晴れ。

DSC_4227


 人生、長く遣ってくると甘い物も、苦い物も、辛い物、酸っぱい物も、沢山経験を重ねてくる。よって、人生とは、1冊の教科書に収まる学習用教科書とは異なり、とてつもなく難しい学問として捉えることもできる。・・・それが、人間学というものである。

 人は生まれ育つ瞬間から、親を選ぶこともなく、多種多様な環境の中で、好条件だけを取捨選択できる権利権限もない。気付けば、いつの間にか自分が現実世界に存在し、脈を打ちはじめているのだ。

 同じ幼児教育、義務教育、高等教育を受けて、世間という荒波に船出をしても、日々平穏無事な生活を営む人も居れば、日々波風ばかりが強い生活に立ち向かっている人の姿もある。所謂、「十人十色」である。

 社会人となり、責任と義務を果さねばならぬ大人になったとしても、その人の生き方、考え方で、将来の方向性が大きく変わってしまう。例えば、視野狭く、思慮浅ければ、不惑の歳を過ぎたとしても、学生時代からほとんど進化することもなく、闘う必要のないところで、肩に力を入れすぎて闘っている人も居れば、視野広く、思慮深く、人様の為にゆとりを持って社会貢献している人も居る。

 個人的な経験学を通してもの申せば、先ず、学生時代の自分の取り巻きにより、善きにつけ悪しきにつけ、その友人から感化されることが多々ある。それを安易に「運」、「育ち」、「神の思し召し」と言って良いのだろうか?・・・その偶発性を強調するが余り(単純に他力本願でしかない)、自分自身の判断や行動を是認するが為に、都合良く「神」という存在に掏り替えているに過ぎない。

 「神」が存在しているとしても、その存在は、森羅万象に対する自然の摂理であり、個々人のあーでもない、こーでもないを、一つ一つチェック、コントロールするのは「神」の業ではなく、そう思い込むのは単純馬鹿過ぎる。だから、「神」に対して懺悔や感謝の気持ちを告げるのは構わないが、そこで「神頼み」のようにお願いしては罰があたるという気がしてならない。

 眼前に起こる、予期もしない経緯や結果。それを「神の思し召し」による当然の経緯や結果であるとこじつけるのは、狡賢い人間の、都合の良い解釈の仕方である。よって、予期もしない経緯や結果については、第三者への責任追及ばかりに傾注するのではなく、自己分析と自己反省をしなければ、幾度も同じ繰り返しをしてしまうことになる。それが、中途半端に知恵を授かった人間の浅はかさなのだ。

 「念ずれば叶う」・・・確かに心に希望や目標を高く持てば、自分が描いた何らかの形にはなって行く。それは「神」の存在ではなく、刻み込まれた「潜在意識」による初動、経緯、結果である訳だ。そこで、森羅万象を司る「神」に対して確と報告を行い、深い感謝の意を表せば良いのである。

 何かトラブルが生じると、「神への冒涜だ!」を青筋立てて喚く人も居るが、如何なものかと。それは「神への冒涜」ではなく、自分のプライドが傷ついた瞬間の、軽々しい言葉なのだ。

 人生、雨のち曇り、時々晴れ。・・・まあ想定外に浮き沈みはあるものの、自然体で過ごす事が、精神衛生上すこぶる良い事であり、妙な輩から感化されずに、筋を通して波風立てずに、見識高く人生歩めば、きっと素敵なものになるに違いない。

CNJ_7440


DFD_0755


castle


【ロゼッタストーン公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/Link

                     

  • posted by Chikao Nishida at 2014/8/5 10:35 am

和の頂点に君臨している謎!?

▼水前寺東濱屋の店主、吉田明さん。 http://www.dandl.co.jp/higashihamaya/Link
yoshida


 140年の歴史を誇る、水前寺東濱屋。吉田明さんが、その店主である。寡黙だが、緻密なシミュレーションを得意とし、パソコンまで組み立てるというITフリークなお方だ。料理の歴史は勿論の事、和の原点から、その進化の仕組みを良くご存知のお方である。

 話を伺っている中で、とても印象深かったものがあった。それは、「ガラス張りで情報交換が自由自在にできる関係」。

 ちなみに、和の大御所と言えば・・・ここでは店名を伏せる事にするが、京都に歴史ある料亭と、割と新しい料亭等がいくつかある。・・・国内の和の頂点に君臨している謎が、この吉田さんの話を聞いて、すんなりと解けてしまったのだ。

 それは、同じ和食処であり、一般的に考えると、敵対関係、対峙の関係など・・・この狭い地方の食事処では当たり前の世界だが、京都にある食事処は、情報の風通しを良くして、互いに切磋琢磨しながら、素晴らしいもの、新しいアイデアなどを、オープンに共有していると言う。

 例えば、A店の店主が、B料亭へ遊びに行けば、自由に厨房へ出入りができるルールを作っており、そこで新たな発見があれば、教えてくれる。また、ちょっと調理法があやふやだと、立ち寄った店主が、その神髄を伝授するという、腰を抜かすほどの情報開示の環境を創り出しているのである。

 仕事も同様に、秘密主義、縄張り主義では長続きもせず、成功裏に終わるケースは皆無に等しい。しかし、この風通しのよい間柄を維持し、数十年もの間に、互いが切磋琢磨し、更には教え、教えられの毎日を過ごすという歴史を紐解けば、我々が付け焼刃的に何を遣ろうとしても、絶対に真似のできない世界となっている訳だ。

 風通しの良い環境・・・情報開示→情報交換→共存共栄につながる。これこそ、極めつけの成功の秘訣に違いない!


▼水前寺東濱屋で食した料理群
IMG_4234


hamaya1


hamaya4


hayama2


hayama3


DFD_7510


【ロゼッタストーン公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/Link

                 

  • posted by Chikao Nishida at 2014/8/4 03:57 pm

1995年以来情報発信している老舗ポータルサイト「ロゼッタストーン」のブログをお楽しみ下さい。詳細はタイトルまたは、画像をクリックしてご覧ください。

behanceオブスクラ写真倶楽部ディー・アンド・エルリサーチ株式会社facebook-www.dandl.co.jp