▼熊本県伝統工芸館
昨日から、熊本県伝統工芸館で「くまもと工芸夏まつり」が始まった。高浜焼寿芳窯(松江良博さん)は絵付け体験コナーを開き、大勢の子供たちが、絵付けに挑戦していた。
先ずは受付。女の子が両親に連れられ、申込書を受け取り、書き始めた。・・・
後ろでは、既に絵付けが完成間近の男の子。松江さんが筆の穂先の立て方やその走りを何気に指導している。サンプルイラストが沢山ある中で、男の子が選んだのは、マングースとハブの闘い。穂先の動きで、繊細な細い線が描けない。じっと止まっていると、呉須が滲んでしまうのである。そのタイミングは体験と言えども、折角なので良い絵付けができるよう、教える側、習う側、双方真剣そのものである。
熊本県天草は、上質の陶石で有名なところである。鉄分やチタンの含有量が極めて少なく、焼き上がりにくすみもなく、透明感があるので、有田、伊万里、瀬戸などの焼き物に使用されている。ちなみに、有田焼では、使用する陶石の9割以上が天草陶石なのだ。
松江さんの窯は、高浜焼で大変古い窯元であり、1726年に遡る。勿論、当時と現在の作風は異なるものの、透き通るような白磁の美しさは、二百数十年の歴史を経ても変わらず、多くの陶磁器ファンを魅了する。
◎高浜焼寿芳窯 松江良博
〒863-2804
熊本県天草市天草町高浜南598/TEL0969-42-1115
【ロゼッタストーン公式サイト】
http://www.dandl.co.jp/
窯元 熊本県伝統工芸館 松江良博 磁気 高浜焼 天草陶石 陶芸 焼き物
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