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カメラは、「made in Japan」でしょ!

 天候が悪く、今日は久し振りに「カメラ筐体及びレンズをクリーニングするデー」にした。仕舞い込んでいたNIKON F4やD1を持ち出して、ブロアーで埃を取ったり、クリーナーで筐体を磨いたのだった。

 僅か二十数年間に、当社が導入したカメラご一同様。(LEICA、CANONなどは既にない)・・・NIKONの技術力がどのように高まってきたのかを、直接触れてみると、日本人の知恵の凄さと繊細さに圧倒されてしまうのである。

 年代順に思い付いた事を書き綴ることにする。・・・

▼NIKON F4(1988年)

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 筆者が会社を起こしたのは1990年。取材用に会社が初めて導入したのがNIKON F4だった。フィルムカメラで、シャッター音の切れ味が素晴らしく、高速撮影ができる強者であった。写真上のように、精巧に作り込まれた「made in Japan」である。

▼NIKON D1(1999年)
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 それから、世界を驚かせたNIKON D1。現在のNIKON D4Sのご先祖にあたる、デジタル黎明期の秀逸のカメラである。

 重くてごつい筐体が印象的だが、当社も1999年に導入し、国内外の取材でもすこぶる活躍した。特にアジア圏に行くと、D1を肩に掛けて道を歩く度に、なにやら怪しい盗賊のような男性数人が現れ、纏わり付いて来たことを思い出す。・・・よって、ヨーロッパなど遠方へ行く場合は、LEICAの小型デジカメを持ち出したが、近場は出来るだけこのD1を使用することにした。

▼NIKON D800(2012年)
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 D800の発表も世の中を驚かせた。何と3630万画素である。よって、撮影されたデータが莫大なものとなるので、パソコン外付けのストレージがどんどん増えて行くのだった。A3サイズにプリントしても、実に緻密で鮮やかな画質にうっとりしてしまう。

▼NIKON Df(2013年)
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 Dfはとことんレトロでアナログなカメラ。NIKONの歴史をぎっしりと詰め込んだ、逸品だ。・・・軍艦部のダイヤルがアナログで、直感的に設定を変えながら撮影する楽しみを与えてくれる。また、CMOSセンサーは、フラッグシップ機のD4と同じもの。画素数こそ1620万画素ながら、画質はすこぶる美し過ぎる。

▼CANON vs NIKON
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 よく、「あなたは、CANON党?NIKON党?」と聞かれる事がある。・・・筆者にとってはどうでも良い質問だが、先般も或る外人さんに質問されたのだった。「何故、NIKONなの?」と。筆者がNIKONを使っているのを、余り良く思っていないような表情だった。・・・ちまたでは、スポーツなどにはCANONが良く、アーティスティックな撮影にはNIKONが・・・と言う人が居る。

 筆者はいずれの意見も分からないではないが、カメラ筐体をグリップした時の感触、シャッター音、フォーカスの操作手順、レンズとの相性などなど・・・人それぞれに好みも異なる訳なので、一概に、CANON党、NIKON党と言いたくはない。・・・何故なら、それより、「made in Japan」の素晴らしさを、一番近いところで感じられる事への感謝の気持ちの方がずっと大きいからである。

 物創り大国の我が国。・・・カメラにおいては、「made in Japan」に勝るものは、やはり「made in Japan」なのである。


【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/21 12:00 am

モノトーンの世界・・・ワイドと標準

▼12mm(最新レンズ)・・・超ワイドのレンズの面白みを試してみた

12mm


 モノトーンの世界を追い求めて、まだ日が浅い。常に、高解像度でハイクオリティなカラー映像を求めていた矢先に、ふと、モノトーンの世界に嵌まり込み、逆にモノトーンの奥の深さに壁を感じ、押し潰されようとしている自分が居る。

 カラーは、光の三原色・・・すなわち、RGBの各256階調の組み合わせから成り立つ訳で、1677万色で表現できる事になる。よって、写真全体において少々情報が欠落していたとしても、何とかカバーできるコントロール範囲には遊びがある。

 しかしながら、モノクロは256階調のみである為に、ポイントとなる光を追い求め、そこから256階調だけで表現しなければならない。カラーと比較すると、表現する階調がとてつもなく狭い領域での表現となり、少しでも黒つぶれなどが多ければ、写真としての価値を失ってしまうのだ。

 勿論、敢えてざらついた撮影法や、明暗のコントラストをきつめにした撮影法など沢山ある訳だが、モノトーンの世界を創造するには、一番の勝負所とは・・・256階調を常に頭に入れて、カラー撮影とは全く異次元空間での撮影なのだと、思考を切り換える必要がある。

 今回、当社サテライトオフィス近くにある「JUST DRINK WINE」の店舗やスタッフを撮影してみた。それも、レンズを12mm、20mm、24mm、50mmと、超ワイドレンズから標準レンズを使用して、どこまで表現できるかを試してみたのだった。

 まあ、最新レンズとオールドレンズを組み合わせての撮影なので、一概にどれが良くてどれが悪いとかは判断できないが、モノトーンの世界のおける切り撮りが容易くない事だけは、良く理解出来たのだった。・・・これからも、更なる特訓を重ねて、十分納得の行く撮影ができるようになればと・・・。


▼20mm(オールドレンズ)・・・道路が狭いために、20mmで納めてみた
20mm


▼24mm(最新レンズ)・・・24mmで中央に人を配置して、全体の情報量を多くしてみた
24mm


▼50mm(最新レンズ)・・・切れ味のよい明るい標準レンズを用いて写してみた
50mm-1


▼50mm(最新レンズ)・・・切れ味のよい明るい標準レンズを用いて写してみた
50mm-2



【ディー・アンド・エルリサーチ株式会社公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/dandl/Link

                       

  • posted by Chikao Nishida at 2014/3/20 02:33 am

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