
吉村悌二さんは、ヒルトン東京のフレンチシェフとして修行後、独立を決意し、兄弟二人が地元熊本でフレンチレストラン「Bros.よしむら」をオープンさせた。・・・32年前の事だった。
▼Bros.よしむら公式サイト
http://www.dandl.co.jp/bros-yoshimura/
当時、筆者は先輩と二人で、新聞社を午前11時半頃に出て(フライング!)、開店早々の同店ランチタイムに足を運んだのだった。・・・32年前のランチが800円。熊本市内では結構高値だったと思うが、それからというもの、毎週1回は必ず足を運ぶようになった。
本格的なフレンチレストランではあるが、特に大評判となったメニューが、「チョップドビーフステーキ(ハンバーグ)」。・・・繋ぎの無い、炭焼きのもので、一度食べたら癖になるほどの逸品だ。それから行列のできるレストランとして、僅かな席数(9席〜10席)にも関わらず、32年もの長きに亘り、多くのファンが集うようになった。・・・よって、筆者の心の中では、「必ず紹介したいレストランの一つ」となっている。
しかし、熊本県内で食通を豪語している人の中で、同レストランを知らない人が居るのならば、それはモグリとしか言えないほど、質は高いが敷居の低い、キラッと光る素晴らしいレストランなのである。・・・当時からの常連客は、筆者を含め、段々と歳を重ねてきているにも関わらず、我々ファンは、次第に・・・子供、そして孫、友人、知人を連れ添って、大きなファン軍団となっている。
残念ながら、創業時に一緒だった仲の良いお兄さんは、数年前に逝去。辛かったであろうが、当時二人が夢を描き、食の喜びを我々に与え続ける優しい心は、今も変わりない。
拘りのフレンチを我々庶民に教えてくれた「Bros.よしむら」。・・・実は、筆者のフレンチの原点は同店にある訳で、今まで書き綴った先見塾副読本の小冊子「如水」の中心的な情報源となっているのだ。
今回、ご無沙汰をしており、気付けば1年ぶりの再会。・・・昨日、吉村悌二シェフの嬉しさがぐいぐい伝わるような料理に、心行くまで楽しませて頂いた。これからも、同シェフが奏でる「チョップドビーフステーキ(ハンバーグ)」の世界を、県内外の多くの方々へ伝えたいと・・・。
▼若い美人女性が二人。我々を忘れて話し込む吉村悌二シェフ。(苦笑)

▼プロフォトグラファーである坂梨さん。スマホでの撮影が実におもろい。

※NIKON Df+NIKKOR 20mm(40年もののレンズ)で撮影
【ロゼッタストーン公式サイト】 http://www.dandl.co.jp/

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