
九州、熊本も冬へ向かってまっしぐら。澄み切った空の下では、植物たちが冬支度。小さな我が家の庭にも、一斉に芽吹くもの、実を付けるもの、枯れ落ちるもの・・・と、いつの間にか冬の入り口に来てしまったようだ。
小さな庭には、金柑、南天、山茶花、黒竹、孟宗竹、蘭、さつき、ツツジなどがある。・・・時には金柑を摘み取り甘露煮にして、小さな自然の恵みを得ているが・・・父がこの世を去ってからというもの、今まで庭など見廻すこともなかった筆者が、日々、庭にある植物たちの表情が気になるようになった。
本日はNIKON D800にSIGMAの50mm標準レンズを装着し、庭を見廻りながら撮影したのだった。数日前に撮影したばかりだが、既に金柑は色付きはじめ、山茶花もびっしりと花芽が付いており、ぼーっとしている間に、植物たちはしっかりと規則正しい生活をしているのであった。
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写真撮影の醍醐味は、その被写体に注がれる光の反射光、屈折したり透過する光の演舞を目の辺りにする事である。水晶玉のように研ぎ澄まされた大口径のレンズに飛び込んで来る被写体の姿は、どれ一つを撮っても同じ写真は撮れはしない。・・・光を感じ、風を感じ、そして、被写体の息吹を感じながらの撮影・・・瞬く間に500枚以上撮影してしまった。
冬の入り口にあたり、僅かな時間であったが、我が家の小さな庭との語らいが出来た事に感謝する次第。・・・先祖から受け継いだ小さな庭・・・。
▼金柑

▼南天

▼山茶花

▼石燈籠(福岡県八女市)

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