
今は亡き祖父母が生まれたのは、明治23年(1890年)である。たまたま、実家の大掃除をしていたところ、目に留まったのは写真上の古い箪笥。祖母が嫁いだ時に持参した嫁入り家具の一つらしい。
今生きていれば、123歳。ワールドレコードとなるところだが、既に、祖母は72歳、祖父は92歳で世を去っている。・・・しかし、この黒柿の箪笥・・・大した価値はないけれども、百年以上実家にあることに感動してしまった。
使い捨てが当然のようになった現在、箪笥が百年の歴史を経ても、しっかりと腰を据えて頑張っている。・・・今回、実家を大掃除する切っ掛けは、私の父が今年3月に他界した為に、不要な物を早期に片付ける必要があった。しかし、この箪笥だけはどうしても捨てるわけには行かないので・・・じっと眺めて、百歳の記念に写真を撮影したのであった。
話は変わるが、明治23年(1890年)といえば帝国ホテルが開業した年でもあり、私にとっては凄く興味深い年でもあるのだ。・・・全く関係がないと言われればそれまでだが、何故か東京出張で利用するのは帝国ホテルばかり。フレンチの原点を探るにも、接遇の原点を学ぶにも、この帝国ホテルありきで動いてきた筆者がいるのである。
明治23年(1890年)・・・当時の若者は、どんな食事を楽しみ、どんなファッションで商店街を闊歩していたのであろうか!?
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