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邪気が己を駄目にする!

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 台風や猛暑で辛かった、この8月。またもや、南の方では台風21号が湧いているようだが、いつの間にやら、窓の外から秋の虫の声が聞こえてくる。

 本日の話は、「邪気」について・・・

 不思議なことに、「邪気」の多い人間は、その「邪気製造機」が自分の体内に埋め込まれていることに気付かず、全く自覚がない。単純お馬鹿で、秋の空のように落ち着かぬ人生を送っている。神輿を担がれ褒められると、天まで昇る。叱られると、恩を仇で返し、逆恨みをするのが関の山となる。

 しかし、「邪気」が多く、落ち着きのない人間の挙動は、思いの外、面白い。慌て者で、浅知恵ばかりが先行し、一攫千金大好きで、女性の前では鼻の下を伸ばしっ放しの、小心者の父っちゃん坊やというのが実像となる。仕事の調子が悪いと他人のせいにして、やや実績がアップすると自分の手柄だと豪語する。

 これは病なのか育ちなのか判断に苦しむが、大抵の場合、育ちや周囲のお馬鹿な友人たちに感化されているように思えてならない。これは大変だと、助言を呈しても聴く耳がなく、キレてしまう。よって、それ以上に救いの手を伸ばすことは無駄なことになる訳だ。方や、本人はどんどんと蟻地獄に沈んでしまう。

 常識的な「人の道」なるものを教えても、「邪気」が邪魔して、その人間の心には届かない。脳細胞を使わず、口先だけでペラペラと第三者の誹謗を繰り返すのが、趣味の一つらしい。歳を重ねれば重ねるほど、「邪気」は爆発寸前まで膨満し、処方ができぬまま終焉を迎えるのだろうと・・・。

 できることなら、大人になる前に「邪気製造機」を体内に埋め込まれぬよう、若い頃から「人の道」をしっかりと学ぶことが肝要となる。

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  • posted by Chikao Nishida at 2018/8/29 03:36 am

Macintoshの想い出・・・

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 今を遡る事、34年前・・・そう、1984年という年は・・・ガレージファクトリーからのし上がったスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックの二人(ダブル・スティーブ)が、満を持して世に送り込んだMacintosh(可愛い短足のワンちゃんのイメージ)との出逢いの年だった。当時、私は新聞社に勤務しており、プロジェクト・プランナーとして、猪突猛進の勢いで企画事業の業務を捌いていた頃の話である。

 注文していたMacintosh到着の当日、わざわざ公休を取って、自宅マンション玄関とリビングルームの間を、今か今かとソワソワウロウロしながら待っていた。「ピンポ〜ン♪ピンポ〜ン♪」・・・飛びつくようにドアの覗き穴に眼球が貼り付くほどに覗き込む。そこに映った映像は、帽子をかぶった宅配便の人のようだ。ドアを開けると、真っ白で大きな立方体の箱がドドドッと入って来た。

 宅配便担当者の顔など全く見る事も無く、「大きな箱ですね!ありがとう御座いました。」と言いながら、失敬とは思いつつも私の視線はレーザービームのように箱に突き刺さっており、余所見をしながら確認印を押したような気がする。(確認になってない!)・・・何だかワンちゃんが、カサカサと音がする紙袋を必死に凝視しているような、あの状態である。

 箱の表面には、ブラシのタッチでさらっと描かれた鮮やか色のMac-intoshのイラスト、まるでピカソが描いたかのような、アーティスティックでビビッドな色合いのイラストであった。

 ドキドキしながら、その箱をそーっと開いて行った。ビニールをちぎるように破り、取り出した物がMacintosh(128K)であった。結構、どっしりと重かった。確か7キロほどあった。現在、オフィスの倉庫の何処かに、最初のMacintoshの他、Macintosh Plus、DynaMac(アップル社からは正式に認定されなかったような記憶がある)、Macintosh SE/30、Macintosh Classic、Macintosh Classic II、Macintosh Color Classicなど、数台が眠っているはずである。

 そそくさとキーボード、マウス、プリンタをケーブルで繋ぎ、スイッチを入れてみた。・・・「プ〜ン♪」という音とともに、小さな画面の中央にニッコリマークの可愛いアイコンが登場。英語で書かれた取説など目もくれず、いきなりMacPaintやMacDrawを使って遊び始めたのである。

 気付けば、窓の外は真っ暗となり、夕食も忘れた事に気付き、苦笑い。・・・3.5インチのフロッピーを取り出そうと、取り出しボタンを見つけるが・・・全く無い。自動的に飛び出るように設計されているようだが、万が一、フロッピーが詰まったままになったらどうしようかと悩んでしまった。(フロッピー装着口右の小さな穴が強引に取り出す為のものらしい)

 Macintoshは、当時も今も私にとっては、マイホームと車に次ぐ高額品である。実は、新車を買うか、車の替わりにMacintoshを買うのか、2〜3ヶ月悩んでいたのだが、手持ちのシャープMZ-5500やMZ-6500とお別れを決めた為に、車に替わりMacintoshがプライオリティ1となってしまった。

 その後、このMacintoshは、勤務していた新聞社の私のデスク上にさっそく設置され、それ以来、多くの企画書などの作成に活躍する事になる。また、サンダースキャンを使って写真などをコンピュータに読み込み、イベントの図面や予算書などもお茶の子さいさいと、立て続けにセミナーやイベントの企画書を作成して行った。

 しかし、問題が二つほど出て来た。・・・一つは、上司(部長)が「玩具を持ち込むな!新聞社は万年筆や鉛筆を使うんだよ!」といったクレームや嫌がらせが多発。二つ目は粗いドットプリンタなので、日本語を打ち出すと文字が大き過ぎて使えない。この2点が私の頭を悩ませたのであった。前者は当然無視する事で問題は解消。後者はプリントしたものを、縮小コピーをする事で解消した。(紙の無駄遣いだが)

 以上のように、1984年は私にとって忘れられない年となった。大袈裟に言えば、我が人生のベクトルを大きく変える年だったのかも知れない。

 十数年ぶりに倉庫の手前にちょこんと座っていたMacintosh Plusを引っ張り出してみた。やけに寂しげにしているようなので、オフィスのフロア中央に置いて記念写真を撮ることに・・・。生みの親の急死の知らせが伝わったのか、初めてデジタルカメラで撮影(当時デジカメは世に存在していなかった)されるにも関わらず、顔色が無いように感じられる。

 これから毎年、10月5日のジョブズの命日に、「プ〜ン♪」という音を奏でてMacスマイルを画面中央に出してくれれば良いのにと思った次第。・・・今日のMacintoshの画面は真っ暗だが、たぶんそこには透明サッドマックが居るような気がしてならない。

※サッドマック=泣き顔をしたアイコン(非常事態を知らせる時に出て来るアイコン)

 ペットのような生き物に見えてしまう、Macintosh。この小さな1台が巨人IBMに立ち向かい、パソコンの常識を変え、世界を席巻して行ったのである。1984年にスティーブ・ジョブズが放った言葉・・・「Think different!」・・・この意表を突くフレーズが全てを予言し、不可能を可能に塗り替えて行ったのかも知れないと・・・。


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  • posted by Chikao Nishida at 2018/7/13 01:29 am

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